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9月の沖縄は台風が多い?旅行者・地元民が知っておくべき傾向と備え【2025年版】

沖縄の9月は祭りやイベントなどが目白押しで観光に最適ですが、台風に遭遇するリスクが最も高い月でもあります。

9月の台風は偏西風の影響を受けやすく、沖縄に接近する傾向が強まるほか、秋雨前線との影響が重なりやすいため広範囲で大雨や強風を伴いやすくなる特徴を持ちます。

過去10年間の統計では、9月の台風の平均発生数は約4.9個、沖縄への接近数は平均2.3個です。つまり台風との遭遇率で考えると、9月は47%にもなるのです。

せっかくの沖縄滞在、できれば台風や悪天候は避けたい!万が一、遭遇してしまったときはどうしたらいいの?
この記事ではそんな疑問にお答えしながら、

  • 沖縄への過去の接近データからわかる9月の台風の傾向
  • 8月の台風との違い
  • 旅行や生活への影響とその備え方

について分かりやすく解説します。
旅行を計画している方も、沖縄にお住まいの方も、ぜひ読んで参考にしてみてください。

目次

9月の沖縄に台風はどれくらい来るのか?【接近数・遭遇確率データ】

台風が近づく沖縄の海のイメージ

冒頭で9月の沖縄は台風との遭遇率が高いことをお伝えしました。

ここからは気象庁のデータをもとに、これまで実際に9月に発生した・沖縄に接近(※)した台風の数をまとめ、そこから沖縄で9月に台風と遭遇する確率を算出しました。
※接近とは、台風の中心が「那覇など複数の気象官署から300 km以内を通過した」状態

旅行を安全・快適に過ごすために、あらかじめリスクを把握し、万全の準備ができるようにしましょう。

年平均接近数(表)と推移グラフ

過去10年の9月の台風接近数(沖縄・奄美地方)

年度接近数
20151
20164
20171
20182
20193
20202
20211
20224
20232
20243
平均2.3
出典:気象庁 沖縄・奄美への台風接近数(2024年までの確定値と2025年の速報値)
(2025年7月11日参照)

上記の表をグラフで示すと、以下の通りとなります。

9月の沖縄における過去10年の台風接近数推移グラフ

多い年では年3~4個、少なくとも毎年1個は9月に台風が接近していることが分かります。
また2023年以降、若干の増加傾向にあるようです。

続いて、台風の発生数と沖縄への接近数を比較したグラフをみていきましょう。

過去10年の9月の台風発生数と沖縄への接近数の比較グラフ
出典:気象庁 台風の発生数(2024年までの確定値と2025年の速報値)
(2025年7月11日参照)

過去10年のうち、半数近くの年で台風の遭遇率(接近数÷発生数)が50%を超えており、
平均でも約47%と、同じ台風シーズンの8月を上回る高さとなっています。
このことからも、9月の沖縄ではより一層、台風への備えが重要であることが分かります。

9月内の「上旬/シルバーウィーク前後/下旬」どこがリスク高い?

過去10年で9月に沖縄に接近した台風の接近日

年度台風番号接近日分類
201521号9/27
201612号9/1
13号9/6
16号9/18
17号9/27
201718号9/13
201821号9/3
24号9/28
201913号9/5
17号9/20
18号9/30
20209号9/1
10号9/5
202114号9/12
202211号9/3
12号9/11
14号9/18
18号9/29
202311号9/2
13号9/6
202413号9/14
14号9/18
16号9/26
出典:ウェザーニュース 過去の台風データベース
(2025年7月11日参照)

この表は、過去10年の9月で沖縄に台風が接近した際の日付を「上旬(1日~10日)」、「中旬=シルバーウィーク前後(11日~20日)」、「下旬(21日~31日)」に分類したものです。

上記の表をグラフで示すと、以下の通りとなります。

過去10年の9月に台風が沖縄に接近した日の比較グラフ

グラフから、9月の台風接近数は「上旬」「中旬」がほぼ同程度、「下旬」がわずかに少なめの傾向があることが分かります。
また、1週間〜10日ごとのペースで複数の台風が接近している年も少なくありません。

このことからも、特定の時期だけを避ければ安心というわけではなく、9月のどの時期であっても常に台風リスクを意識する必要があるといえるでしょう。

9月の台風は危険?偏西風と進路の特徴を解説

台風が偏西風に乗って日本付近に接近する様子(気象庁公式)
出典:気象庁 観測画像紹介(台風)

9月は常に台風への警戒が必要ということが分かりました。

ここからは、9月の台風が「なぜ危険なのか?」という観点から、進路の特徴や被害傾向、秋雨前線との関係について詳しく解説していきます。

気象庁のデータを基にした9月台風の傾向

9月に発生した台風は、南の海上から偏西風に乗って放物線を描くように日本付近へ近づくルートを取ることが多くなります。
これは、上空の風が弱く進路が不安定になりやすい8月とは対照的です。

このルートをたどる台風は、秋雨前線を刺激して大雨をもたらすケースが多く、過去には「室戸台風」や「伊勢湾台風」などの甚大な被害を引き起こした例もあります。

9月の台風は、進路予測が比較的立てやすい反面、影響範囲が広く・長期化しやすいのが特徴です。

秋雨前線と台風が重なるとどうなる?

秋雨前線と台風が重なると、台風単体よりも雨・風の被害が拡大しやすくなります。

秋雨前線とは…
夏から秋への季節の移行期に、日本付近に出現して、長雨をもたらす停滞前線

気象庁 前線に関する用語より引用

これは夏の暖かく湿った空気(太平洋高気圧)と、秋の冷たい空気(大陸高気圧)がぶつかってできるものです。9月頃になると日本列島の上空に居座り、数日〜1週間程度にわたって雨を降らせやすくなる特徴があります。

秋雨前線が台風の影響を受けたときの変化についてまとめました。

  • 湿った空気の供給…台風が南の海上から大量の水蒸気を送り込み、秋雨前線の雨雲が活発に発達
  • 豪雨の長期化…前線自体が台風の後も停滞しやすく、数日間にわたり大雨が続くことがある
  • 広域被害のリスク…台風本体の雨風+前線による豪雨が重なることで、台風の進路から外れた地域にも被害が及ぶ

また実際に秋雨前線が発達した中に台風が接近したことで、被害が甚大となった例を紹介します。

2012年9月、沖縄本島付近を通過した台風16号は、秋雨前線の影響を受けながら発達し、猛烈な風・高波・高潮、そして大雨という大きな被害をもたらしました。
沖縄県内では、那覇など4地点で観測史上1位の最大瞬間風速を記録したほか、大雨と海面上昇による高潮で市街地に浸水被害が出るなど、生活も大きな影響を受けました。

出典:気象庁(台風第16号および大気不安定による大雨・暴風・高波・高潮)(2025年7月11日参照)

上記は「9月の台風は影響が長く・広くなりやすい」ことを示した特徴的な台風です。

平均気温、湿度、降水量の推移

実際の気候データ(気温・湿度・降水量)から見えてくる、台風と秋雨前線の関係性をより詳しく解説していきます。

沖縄の平均気温、湿度、降水量

項目平均値(2015年~2024年)傾向
気温約28.4℃まだ夏の暑さが続く
湿度約75%梅雨に次いで高くなる
降水量275mm年間の中でも上位
出典:気象庁(過去のデータ検索/各地の降水量・気温・風)
(2025年7月11日参照)

9月の沖縄は気温が高い上に湿度も高く、非常に蒸し暑い状態が続きます。
また前線や湿った空気の流れ込みによって、台風の影響がなくとも元々にわか雨や雷雨が発生しやすい環境です。

月の中で旬ごとの値をまとめたデータ(※)からは、9月の上旬(1日~10日)に降水量が増える傾向が見られます。
これは台風の接近日が上旬に多く、秋雨前線の影響が強まりやすくなることを示しています。
※出典:気象庁 平年値(旬ごとの値)(2025年7月11日参照)

9月の沖縄で気をつけたい台風影響と対策

雨が降る那覇市の様子

9月の沖縄は、まだまだ夏のような暑さが続く一方で、台風の接近リスクがピークを迎える時期です。
さらに秋雨前線の影響が加わり被害が大きくなる可能性があることをお伝えしました。

台風による影響は、悪天候によるものだけでなく交通の乱れやアクティビティの中止まで多岐にわたります。
9月の沖縄で台風がどのようなリスクをもたらすのか解説し、想定されるリスクごとに対策をまとめました。

旅の前にぜひ目を通しておいてください。

本土との交通遮断リスク

9月の台風は偏西風に乗って沖縄に接近しやすく、また台風が過ぎ去った後も秋雨前線がとどまることによって、沖縄だけでなく本土を含めて広範囲に影響が出ることが考えられます。

沖縄県は本土と陸続きではないため、移動や輸送手段のほぼすべてが航空機または船舶です。
そのため、台風の接近や悪天候によって飛行機やフェリーが欠航すると、一時的に本土との行き来が完全に遮断されたり、物資が滞るリスクが発生します。

海のアクティビティ中止のリスク(クラゲにも注意)

台風接近時の海のアクティビティは、安全面からほとんどの場合で中止や制限がかかります。悪天候ではなくても、台風にともなう波の高さやうねり、風、海流など、見えないリスクが非常に大きくなるためです。

特に「波浪警報」や「高波注意報」が出ているときは、海に近づくのは危険です。
また台風の影響は前後数日間にわたって続くため、「晴れていても危険」というパターンもあります。

さらに台風とは直接関係ありませんが、沖縄の海では9月上旬頃から「ハブクラゲ」に注意が必要です。
ハブクラゲは沖縄・奄美地方に生息し猛毒を持つため、刺されると激しい痛みや腫れ、場合によっては呼吸困難を引き起こす可能性があります。
また、主に台風が去った後、海岸に打ち上げられた「カツオノエボシ」も触手に毒を持つため注意が必要です。

シルバーウィークと重なった時の混乱リスク

シルバーウィークは、9月中旬から下旬にかけて、敬老の日と秋分の日を含む大型連休です。
観光のハイシーズンである沖縄は例年、シルバーウィークの旅行先としても人気があり、大勢の観光客で賑わいます。

しかし台風の影響を受けると、多くの旅行者が足止めされ、結果として宿泊施設の確保が困難になったり、航空機や船舶の欠航によって振替手続きが混雑するなど、混乱が広がるリスクがあります。

旅行前/直前の台風対策チェックリスト

以上のリスクを踏まえ、旅行前の台風対策チェックリストを作成しました。
旅行前/直前に分けていますので、タイミングに合わせて確認しましょう。

旅行前

  1. 本土との交通遮断リスクに備えて
    • 航空券・ホテルは「変更・キャンセル可」のプラン
    • 旅行保険に加入(天候によるキャンセル補償付きがおすすめ)
    • 予備日をふくめた旅程にする
    • 気象庁や航空会社の最新情報確認はこまめに
  2. 海のアクティビティ中止リスクに備えて
    • アクティビティのキャンセルポリシーを事前にチェック
    • 中止になったときに備えて、雨天でも楽しめる観光プラン(室内施設・体験)を立てておく
    • アクティビティの開催条件や連絡先をまとめておく
  3. シルバーウィークの混雑・滞留リスクに備えて
    • ホテルやレンタカーは早めに予約、延泊の手続きについても事前に確認
    • 万が一の場合の予算やプランを用意しておく
    • 緊急時に役立つ連絡先(航空会社・宿泊先・観光案内所)をまとめる
    • モバイルバッテリー・現金・軽食・常備薬などを持参
    • 最新の混雑状況や空港の運航情報をリアルタイムで確認できるアプリを入れておく

直前

  1. 天気・台風情報のチェック
    • 沖縄エリアの最新の天気予報は確認済みか
    • 台風の発生・進路予報(気象庁JTWC)はチェックしたか
  2. 航空便・交通の確認
    • 利用する航空会社の運航状況に変更はないか
    • 台風で遅延・欠航となった場合の連絡先情報を控えてあるか
  3. 宿泊・現地予約の確認
    • 宿泊施設に変更・延泊が可能かどうか確認したか
    • アクティビティやレンタカー予約のキャンセルポリシーを把握しているか
  4. 持ち物のチェック
    • 現金(ATMの所在地を確認)
    • モバイルバッテリー(必ず大容量のもの)
    • 雨具(レインコート)
    • 非常食・飲料水
    • 常備薬
    • 予備の衣類
    • 航空会社・ホテル・(あれば)レンタカーの連絡先メモ
  5. その他
    • 予備日など余裕を持ったスケジュールになっているか再確認
    • 台風による中止・足止め時の対応を家族と共有しておく

9月に旅行者・住民ができる台風対策

台風接近中の街路樹の様子イメージ

9月の沖縄は年間を通じて台風の接近数が特に多く、旅行者にとっても、地域に住む方にとっても、突然の進路変更や急な発達により「予測していても避けきれない」ケースが少なくありません。

実際に停電や断水、欠航などに伴う混乱が起きている年も多く、対策の有無で被害の受け方に大きな差が出ることがあります。

このパートでは、旅行者・住民それぞれができる台風への備えを具体的に紹介していきます。いざというとき慌てないためにも、できる準備からひとつずつ始めましょう。

旅行者向け|キャンセル保険・LCC返金ポリシーの確認

台風シーズンの沖縄旅行では、「行けない」「帰れない」という事態が起こる可能性に備えて、旅行キャンセル保険や、LCC(格安航空会社)の返金ポリシーの確認をしておきましょう。
出発前に把握しておけば、突然の中止や欠航時にも慌てずに対応できます。

旅行キャンセル保険は、一例として以下のような理由で旅行を中止・変更した場合の費用を補償してくれます。

  • 台風や自然災害による航空便・宿泊のキャンセル
  • 自分自身の病気やケガによる中止
  • 交通機関の遅延や運休による予定変更

注意点としては、台風が来る前に「念のためキャンセル」は適用外ということ、また必ず「出発前」に加入が必要ということです。

またLCCを利用する場合、台風による欠航時の対応が大手航空会社とは異なることがあるので注意しましょう。
沖縄発着のLCC航空会社の対応についてまとめました。

項目ピーチ航空ジェットスター・
ジャパン
スカイマークスプリング・
ジャパン
欠航時の対応
(天候・台風)
振替またはピーチポイント(バウチャー)付与または払戻振替またはジェットスター・バウチャーまたは払戻振替または払戻または有効期間延長(30日間)振替または払戻(予約センター経由)
振替の期限出発予定日+10日以内(Webで手続き)出発予定日+14日以内(Web/アプリ)出発予定日+30日以内(予約センターかカウンター)欠航決定から24時間以内に連絡
自己都合
キャンセル時
運賃タイプによっては不可(手数料あり)Starter Plus以上のプランで可運賃プランによっては不可(手数料あり)原則不可

またすべてのLCCに共通して

  • 欠航決定後に自分で手続きしないと返金・振替は自動で行われない
  • アプリ登録/会員登録をしておくと通知や手続きがスムーズ
  • 運賃タイプによって変更・キャンセルの可否が異なるため、予約時に確認が必要

といった特徴があります。

※執筆時点での情報となります。変更の可能性がありますので、最新情報は必ず各航空会社のホームページをご確認ください。

主な航空会社ホームページリンク

住民向け|停電・断水に備えるための家庭内準備(防災グッズ、冷蔵庫対策)

沖縄にお住まいの方にとって、台風は「毎年のことだから」となりがちですが、台風の影響は年によって大きく変わるものです。できる限り被害を防ぎ、生活への影響を最小限に抑えるためにも、今一度、対策を見直しておきましょう。

基本の防災グッズ(停電・断水 共通)

種類具体例
飲料水1人あたり1日3リットル×3日分
非常食レトルトご飯・缶詰・乾パンなど3日分
ランタン/懐中電灯電池式またはソーラー式
モバイルバッテリー大容量タイプを(フル充電2~3回分)
電池・ガスボンベカセットガスの予備も確認
簡易トイレ人数分×3日分
貴重品保険証の写し、現金
その他常備薬、携帯ラジオ
出典:沖縄県HP(災害に対するご家庭での備え)
(2025年7月11日参照)

停電時の冷蔵庫対策

  • 保冷剤を常備…冷凍庫に大きめの保冷剤を常に数個入れておくと温度が維持できる
  • 冷凍庫を満たしておく…冷気が逃げにくくなり、保冷効果が長持ち
  • 非常時は開閉を最小限に
  • 飲料を凍らせておく…保冷+飲料確保にも
  • クーラーボックスを用意…停電が長引く場合は移動させる

断水に備えておきたいもの

  • 給水タンク(10~20L)、バケツ
  • 浴槽への水張り…生活用水に利用
  • ペーパー皿・コップ・割り箸…洗い物を減らして水を節約

その他

  • ガソリンは満タンにしておく…台風時は流通が乱れ給油制限が出ることも

9月の沖縄は夏に引き続き暑くなります。
長時間の停電でエアコン等が使えないことを想定し、停電中でも使える充電式の扇風機やポータブル電源などを準備したり、冷却グッズ・冷却スプレー等で熱中症対策を行いましょう。塩飴や経口補水液を備蓄しておくと安心です。

雨天でも安心の屋内レジャー・ホテル選び

せっかくの旅行中に台風接近や大雨で、旅行を中止するほどではないけれど予定していた観光地やビーチには行けない…ということも起こりえます。

そんなときこそ、天候に左右されない屋内レジャーや、宿泊以外にも楽しめるホテルを知っておくと充実した旅の計画が続けられるはずです。観光で沖縄を訪れる方はもちろん、現地にお住まいの方もぜひ参考にしてみてください。

屋内でも満喫できるレジャースポット

美ら海水族館https://churaumi.okinawa/faq/1459370581/
水族館内は、雨の日でも安心して楽しめます。
また海洋博公園にある「ウミガメ館」や「マナティー館」は屋根付きの建物で、屋内での見学ができます。

体験王国むら咲むらhttps://murasakimura.com/
体験工房でのものづくり!
シーサー絵付けや琉球ガラス体験など、屋内で沖縄ならではの体験ができます。

沖縄県立博物館・美術館https://okimu.jp/
沖縄県平和祈念資料館
https://heiwa-irei-okinawa.jp/facility/heiwakinenshiryokan/
歴史・文化を感じて学ぶ博物館や資料館。
晴れていればスルーしてしまいがちな所こそ、雨の日にじっくり見学するチャンスです。

チームラボ 学ぶ!未来の遊園地 沖縄https://www.teamlab.art/jp/e/futurepark-okinawa/
イーアス沖縄豊崎https://toyosaki.iias.jp/
室内型アミューズメント施設は屋内でも見どころがたくさん。
子ども連れの家族にもおすすめ。

雨の日こそ思いっきり楽しめるホテルステイ

シェラトン沖縄サンマリーナリゾートhttps://sheraton-okinawa.co.jp/
雨の日でも大人も子どもも1年中楽しめる、インドアアクティビティが充実。

ルネッサンス リゾート オキナワhttps://renaissance-okinawa.com/
多彩なスパ&ダイニングなど、雨の日でも贅沢ステイが楽しめる沖縄屈指のビーチリゾート。

ヒルトン沖縄北谷リゾートhttps://chatan.hiltonjapan.co.jp/
インドアプールを含め、ホテルステイでも飽きることなく過ごせます。

8月と9月の沖縄台風は何が違う?旅行・生活の比較ガイド

沖縄の8月と9月比較イメージ

8月の沖縄は9月に次いで台風の接近率が高い月です。特に夏休みやお盆など、多くの人が訪れるこの時期は、台風による旅行への影響も無視できません。

過去の統計を見てみると、8月にも複数回の接近が確認されており、年によっては連続して台風が接近するケースもあります。ここではその傾向を実際のデータをもとに、より詳しく見ていきましょう。

過去10年の8月・9月 台風接近数(沖縄・奄美地方)/発生数

年度接近数(8月)接近数(9月)
201521
201614
201711
201842
201913
202042
202131
202224
202312
202423
平均2.12.3
出典:前出「気象庁 沖縄・奄美への接近数」再参照
年度発生数(8月)発生数(9月)
201575
201664
201755
201879
201966
2020101
202144
202255
202366
202489
平均6.45.4
出典:前出「台風の発生数」再参照

表をもとに、月ごとの台風発生数と遭遇率をまとめました。

  • 台風発生数(過去10年平均)…8月:約6.4個/9月:約5.4
  • 沖縄での遭遇率(過去10年平均)…8月:約35%/9月:約47

台風発生数は8月のほうが多いですが、進路が定まらないことが多いため沖縄への接近は9月のほうが多くなり、遭遇率が高くなります。

また8月の台風は、沖縄に接近すると直撃コースをとりやすく、9月は偏西風に沿って沖縄をかすめ本土側へ向かうことが多いようです。台風の勢力にも違いがあり、8月は海水温が高いため最大風速や暴風域の半径が大きいことが多く、風による被害が大きくなりがちです。

このことから、8月は「勢力が強い台風」に、9月は「滞在時間が長い台風の接近数が多い」ことにそれぞれ注意し、月ごとの特性に応じた対策を立てるのがポイントです。

過去の被害や影響の比較(停電戸数・欠航数など)

過去の気象庁のデータより、沖縄で2012年8月と9月それぞれに被害をもたらした台風について比較しました。

比較項目台風15号(2012年8月)台風16号(2012年9月)
最大風速150m/s55m/s
1時間雨量65.0ミリ86.0ミリ
主な被害2負傷者7名
家屋の全壊・半壊5棟
浸水被害30件
軽傷者4名
家屋の一部損壊9棟
床上浸水250件以上
床下浸水480件以上
土砂崩れ、道路の崩落
停電約2万戸約6万2000戸
断水データなし232世帯
欠航3那覇空港発着の全便那覇空港発着の100便以上
出典:
※1 気象庁 台風第16号および大気不安定による大雨・暴風・高波・高潮
※2 台風情報データベース(九州大学) 2012年8月の台風/2012年9月の台風
※3 朝日新聞デジタル(2012年8月25日)「那覇発着のJAL・ANA全便欠航 26日、台風接近で」/
朝日新聞デジタル(2012年9月15日)「台風16号、沖縄最接近へ 最大級の警戒呼びかけ」
(2025年7月13日参照)

8月の台風では勢力を保ったまま沖縄に直撃したため、暴風による家屋の損壊や転倒などの人的被害が発生しました。一方、9月の台風では長時間にわたる大雨の被害が大きく、浸水や土砂崩れに伴う大規模な停電、断水が報告されています。

いずれの場合も、空港では強風や視界不良によって航空機の離着陸が困難となり、那覇空港発着の便を中心に、ほぼすべての航空便が欠航となったことが分かります。

旅行・帰省・出張など目的別のおすすめ時期

ここまで8月・9月の台風リスクについてお伝えしてきました。
「じゃあ一体、いつ沖縄に行ったらいいの?」という疑問が浮かんだ方へ、目的別のベストな時期を分かりやすくまとめてみました。

天気や混雑、台風リスクなどをふまえて、ぴったりの時期を見つけてください。

比較項目8月9月結論
海のコンディション実施状況◎比較的穏やか
◎透明度が高い
〇中止は少ない
△風の影響でうねりが起きやすく、中止も多くなる
△クラゲ注意
8月上旬がベター
台風リスク遭遇率 約35%遭遇率 約47%8月中旬、9月下旬は
比較的接近率低め
イベントお盆旧盆を中心に祭りが多数親族で集まるならお盆
混雑状況△夏休み、ハイシーズンのピーク〇ただし、シルバーウィークは混雑混雑を避けるなら
9月後半~
航空便×混雑、高額に△比較的取りやすい9月下旬以降は落ち着く

上記の傾向から、目的別のベストな時期を提案します。

1
観光・アクティビティなら…

海はマスト、マリンアクティビティを楽しみたいなら8月前半がベター
リゾート目的で混雑を避けたいなら9月後半以降を選択肢に。

2
帰省なら…

お盆行事に合わせた帰省は8月中旬、航空券は早めに予約を。
お盆を重視しないのであれば、混雑が緩む9月の前半や下旬に。

3
出張などビジネスなら…

台風情報をこまめに確認し、9月下旬以降がおすすめ。
可能ならば台風シーズンを避けた10月上旬以降で。
8〜9月に行く場合はキャンセル可能なプランで予約し、いざという時はオンライン会議に切り替えることも検討を

どちらの月も台風接近の可能性はあります。
天気予報や長期予報をチェックし、変更・キャンセルが可能な航空券や宿泊プランを選ぶと安心です。

よくある質問

沖縄の空とシーサー
9月って沖縄で一番台風が多い月なの?

9月は沖縄にとって、もっとも台風が接近しやすい月です。
海水温や偏西風の影響で沖縄に接近しやすい条件が揃っているためです。

9月後半ならもう安全?

過去の台風接近数の傾向からは9月後半以降はやや減少傾向ですが、油断はできません
特に9月の台風は滞在期間が長く、その分被害が長引きやすいのも特徴です。

シルバーウィークで台風に当たる確率は?

過去10年の台風が接近した日の統計データでは、シルバーウィークを含む9月中旬(11日~20日)の遭遇率は約35%となっています。

観光客は避難所に入れるの?

観光客でも避難所に入ることが可能です(身分証の提示を求められることもあります)。
いざという時のため、宿泊先近くの避難所を出発前に確認しておきましょう。
参考:沖縄観光危機管理 – 安全・安心な観光地へ! –

9月は旅行を避けたほうがいいですか?

絶対に避けたほうがいいというわけではなく、変更可能な航空券や宿泊予約、旅行保険の加入など、柔軟な対応ができるようにしておくのがおすすめです。9月後半のほうがややリスクは低めになります。

台風で飛行機が欠航したらどうなる?

欠航が決まると、振替・払い戻しの手続きが可能です。航空会社ごとに手続き方法が異なるため、公式サイト等で確認してください。
また、LCCは手数料がかかることもあるので、事前に規約を確認しておきましょう。

台風の進路は何日前に分かるの?

台風の発生自体は3〜5日前に分かり、進路予報は72時間前(3日前)頃から精度が上がったものになります。
主な台風の発生予測、進路速報は下記のサイトを参考にしてください。
気象庁(台風情報):発生した台風の現在の状況、今後の予測などを示した気象庁のページ
JTWC(熱帯低気圧アウトルック):熱帯低気圧が台風に発達する可能性を示したサイト

まとめ|台風が多い9月でも沖縄を楽しむコツ

虹が出た沖縄の空のイメージ

9月の沖縄は、台風シーズンのピークにあたるため注意が必要ですが、事前の備えと柔軟な対応によって旅行を楽しむことは十分可能です。台風リスクに上手に備えながら、安心して沖縄を満喫するためのポイントを整理しておきましょう。

POINT
旅行日程と予約を柔軟に設定する
  • キャンセル可能な航空券や宿泊プランを選ぶ
  • 天気予報や台風情報をこまめに確認し、滞在中のことも念頭に置いて判断する
POINT
 万が一に備えた対策を講じておく
  • 旅行保険に加入し、キャンセル補償などをカバーできるようにしておく
  • 台風被害(停電・断水)への備えとして非常用グッズを携行する
  • 航空会社、宿泊先など各種非常連絡先をまとめておく
POINT
 現地での過ごし方を工夫する
  • 屋内観光施設を調べたり、天候に左右されず中でも楽しめるホテルを選ぶ
  • 無理な外出は控え、安全を最優先に行動する

台風の影響があっても事前に備えをしておけば、9月の沖縄でも充実した時間を過ごすことができます。
ぜひこの記事をブックマークし、シーンごとに読み返して台風対策、旅行計画にお役立てください。

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この記事を書いた人

沖縄県内の地域情報に特化した編集チーム。公式情報を元に、分かりやすい解説を心がけています。

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