この記事で分かること
- 過去10年(2015〜2024年)の7月における沖縄への台風接近・上陸回数
- 月の前半と後半、どちらが台風リスクが高いのか
- 2025年7月の最新予測と天気情報のチェック方法
- 台風接近時に旅行へ与える影響と対策ポイント
- 台風遭遇リスクを抑えるための準備・保険・対応策
7月は、たしかに台風の季節ではありますが、実は台風リスクはそれほど高くないことが、過去のデータから見えてきます。
たとえばこの10年では、7月に沖縄へ台風が接近したのは平均で年1.5回程度。旅行中にちょうど重なる確率は、おおよそ15〜20%前後とそれほど高くありません。
とはいえ、まったく影響がないとは言い切れないのも現実です。
そこで本記事では、過去の傾向データと最新の予測情報をもとに、7月の沖縄旅行をより安心して楽しむためのポイントをまとめています。
まずは、過去10年間にどのくらいの頻度で台風が接近・上陸していたのか、具体的な数字をもとに見ていきましょう。
7月の沖縄に台風は来る?【過去10年のデータ分析】

7月は夏の旅行シーズンが始まる時期ですが、「台風が来るのでは?」と心配される方も多いのではないでしょうか。
このパートでは、過去10年間の台風接近・上陸のデータをもとに、7月の沖縄にどれほど台風リスクがあるのかを詳しく見ていきます。
7月の接近・上陸回数と10年推移グラフ
過去10年間の7月における台風の接近数および上陸数を以下にまとめています。これにより、7月は比較的台風が少ない傾向があるとわかります。
『過去10年の7月 沖縄の台風接近・上陸回数』

7月内の「前半/後半」でリスクは違う?
台風の接近日は、月の前半(1日〜15日)と後半(16日〜31日)で傾向が異なる場合があります。過去データを集計すると、後半に集中する傾向がやや見られました。
7月前半: 全体の約40%(年平均0.7個)
7月後半: 全体の約60%(年平均1.1個)
過去10年の気象庁のデータによると、7月後半(特に20-21日頃)により多く接近する傾向があります。
そのため、日程選びに迷ったら前半の方がリスクを抑えやすいかもしれません。
2025年の見通しと長期予報の読み方

2025年の台風シーズンがどうなるかを知るには、長期予報の活用がカギになります。
気象庁3か月予報のポイント
気象庁の3か月予報では、2025年7月の沖縄周辺における海面水温や台風発生の可能性などが示されています。傾向としては平年並みの予測ですが、実際に7月上旬には台風4号「ダナス」が発生しており、2025年は現在までに4つの台風が発生済みとなっています。
詳細は以下のリンクでご確認ください。
気象庁3か月予報(沖縄)https://www.jma.go.jp/bosai/season/
※予報は変動するため、最新情報を随時ご確認ください。
項目 | 内容 |
---|---|
台風番号 | 4号(2025年第4号)(JTWC番号:05W) |
名前(英名) | Danas |
発生日 | 2025年7月5日午前3時 |
発生エリア | 南シナ海(沖縄の南海上) |
最大風速 | 30m/s(7月6日18時の情報) |
沖縄への影響 | 進路の東側にあたる沖縄には暖かく湿った空気が南から流れ込んでいます。この暖湿気や上空の寒気の影響で大気の状態が不安定となり、沖縄では今日から8日(火)頃にかけて、局地的に激しい雨の降るおそれがあります。 |
備考 | 台風名の「ダナス(Danas)」はフィリピンが提案した名称で「経験すること」を意味する単語です |
JTWCの熱帯低気圧予測の見方
米軍の合同台風警報センター(JTWC)は、アジアや太平洋全域の台風・熱帯低気圧の予報センターです。
JTWCの予報(予測マップ)の見方を説明をしていきます。
① 熱帯低気圧のマーク
○、△、◇ などのマークで、熱帯低気圧の位置を示しており、色や形で強さが変わります。
・TD(Tropical Depression) → 一番弱い
・TS(Tropical Storm) → 強くなってきた
・TY(Typhoon) → 台風
② 線と円の意味
白い線 → 台風が通ると予想される「進路」(進む道)
赤やオレンジの線 → 強さが変わる予測の目安
大きな円(円の中) → 台風がここに来る「可能性のある範囲」(予報円)
③日時については協定世界時で表示されており14/12Zの表示は8/14の3時(日本時間より-9時間をしてください。
※JTWCは米国向けの軍予報なのであくまで参考資料として利用し、日本の正確な防災情報は気象庁の情報を優先してください。
7月の台風が旅行に与える影響

飛行機やフェリーの欠航は、台風の強さや進路により異なります。
ホテルやツアーのキャンセル規定にも注意が必要です。
また、一部地域では停電や断水などのインフラ被害が出ることも。
・航空・フェリーの欠航については欠航ガイドへ
・宿泊やツアーのキャンセル規定については宿泊キャンセル記事へ
・停電や通信障害への備えは停電対策記事へ
遭遇確率を下げる3つの準備と保険

・予約変更しやすい航空券やキャンセル無料のホテルを選ぶ
・旅行保険やクレジットカードの補償内容を事前に確認
・非常用グッズ(ライト、バッテリー、携帯食)を持参
詳しくはこちらのリンクへ
もし台風と重なった場合のクイック対応表

シーン | やること |
出発前 | 航空会社とホテルに連絡し、状況確認と変更対応を行う |
滞在中 | 宿泊施設の案内に従い、安全な場所に待機する |
帰路 | 欠航や変更情報を早めに取得し、振替便を手配する |
詳細はこちらを参照ください
7月と8月はどちらが台風が多い?【月別比較】

沖縄への接近台風統計(2015-2024)
月 | 接近数 |
---|---|
6月 | 5件 |
7月 | 17件 |
8月 | 21件 |
一般的には「8月>7月>6月」の順で台風が多く、7月は夏の中でも比較的狙い目の時期といえます。
7月の沖縄の台風に関する、よくある質問(FAQ)

- 沖縄の梅雨明け直後は台風が来やすい?
-
梅雨明け直後は不安定な天候が続くこともあります。梅雨を終わらせる気象条件が、同時に台風を沖縄に向かわせる条件でもあるため、梅雨明け直後は台風が来やすいと言われています。詳しくはこちらへ
- 7月の台風でも飛行機はすぐ欠航になる?
-
台風の規模や進路によっては早めに欠航が決まります。こちらをご参照ください
- 欠航が決まった後、予約変更は間に合う?
-
手続きはすぐ行うのが基本です。悪天候での欠航に伴う予約変更の期限は、航空会社や運賃の種類によって異なります。一般的には予約便の出発予定日の10日以内または30日以内に手続きを行う必要があります。 手順はこちらでチェック
- 7月の沖縄旅行にクレジットカード保険だけで大丈夫?
-
カバー範囲が限られるため、追加保険の検討をおすすめします。詳しくはこちらへ
- 本島より離島の方が欠航が長引きやすいって本当?
-
離島は交通手段が限られるため、復旧が遅れる場合があります。沖縄本島への便数と比べると少ないこと、空港が小さく代替便の選択肢が限られるためです。注意点はこちらへ
まとめ【7月の沖縄旅行は“狙い目”!ただし備えは万全に】

7月の沖縄は、台風リスクが比較的低く、夏の旅行シーズンの中でも狙い目の月です。
実際、過去10年のデータを見ても、7月の台風接近数はそれほど多くありません。
とはいえ、台風がゼロというわけではなく、突然の天候悪化や接近の可能性も。
旅行中も安心して過ごすためには、キャンセル可能な宿や航空券の予約、旅行保険の確認、非常用品の携行など「備え」と「フレキシブルな計画」が鍵になります。そして何より、最新の台風情報をこまめにチェックしながら、柔軟に動ける旅行計画を立てておくことが大切です。
事前に正しい知識と準備をしておけば、たとえ台風が接近しても慌てることなく対応できます。
安心して沖縄の夏を楽しむために、データ情報と対策を活用しましょう!!