沖縄旅行を予定しているけれど、「台風がヤバイ」と耳にして不安に感じていませんか?
せっかくシュノーケリングのツアーを予約したり、ガンガラーの谷を訪れる予定を立てていても、台風が来たらどうなるのだろう…と気になりますね。
そんな心配をしているあなたに、この記事では次の3つを解説します。
- どうして沖縄の台風は、ヤバイの?
- 観光スケジュールに関わる台風の影響
- 出発の前、沖縄滞在中、最終日と段階に分けての対応内容
沖縄で観光業務を営んでいる記者が、実体験と観光客からの調査をもとにまとめました。
この記事を読めば台風が接近した場合の、旅行前の準備や滞在中の過ごし方をイメージでき、安心して沖縄旅行を計画できるはずです。
沖縄の台風は本土よりもヤバい?

「沖縄の台風って本土より強烈だった!」なんて話を沖縄旅行をした人から、聞いた事はありませんか?
実はそれには理由があります。ここでは、なぜ沖縄の台風が本土よりも大きな影響を与えるかを解説しました。沖縄に接近する台風の仕組みが分かります。
沖縄付近の海水温と台風勢力の関係
沖縄を通過する台風は、本土より勢力が強い傾向があります。
沖縄周辺の海は本土に接する海と比べて水温が高く、台風が発達しやすい26.5℃以上の暖かい海面水温のためです。
その結果、勢力を保ったまま沖縄に接近し、本島はもちろん、本島に影響がない場合でも、離島や海上では船の欠航や遅延など交通への支障が出ることがあります。
海水温の高さは、沖縄の台風をより強力にする大きな要因です。
台風の進路と速度が遅くなる「曲がり角」の影響
沖縄の台風は、影響が長引く傾向があります。
沖縄付近は台風が進路変更する時の「曲がり角」にあたることが多く、方向を変える際に速度が遅くなります。太平洋高気圧の縁に沿って進む台風は、曲がり角の沖縄周辺で滞在時間が長くなりやすいのです。
滞在が長引くと停電や交通機関の乱れ、農作物への被害が拡大します。旅行中であれば観光計画の変更や飛行機の欠航にもつながります。
曲がり角で速度が遅くなる現象は、沖縄の台風被害を大きくする要因のひとつです。
台風が近づいたときの旅行中の行動ポイント

「もし旅行中に台風が近づいてきたら、実際どんなふうに予定に影響するんだろう?」って気になりますよね。
マリンレジャーはできるのか、レンタカーで出かけても大丈夫なのか、道路は通れるのか…。ここでは、台風が接近したときに考えられる影響をまとめました。あなたのスケジュールは、変更が必要かどうか、一緒にチェックしてみましょう。
海や屋外レジャーの中止とその危険性
台風が近づいてきたら、海や屋外のアクティビティは中止になる可能性が高くなります。
天気が落ち着いて見えても、沖合では高波やうねりが続いていて危険です。気象庁の警報がなくても、事業者や船長・インストラクターの判断で中止になることもありますし、出発後に危険と判断されて引き返すこともあります。アクティビティ事業者の判断に従いましょう。
「大丈夫そうだから…」とビーチで遊泳していた観光客が、台風の影響で流されてしまった事故も実際に起きています。
台風が過ぎたあとでも、警報や注意報が出ている間は海には入らず、安全が確認できるまで待ちましょう。
交通インフラ(道路・橋・空港)への影響
台風のときは、道路や橋、空港などがストップしてしまうことがあります。
大雨で道路が通行規制に、また高波で橋が通行止めになったり、強風でゆいレールが止まったり。飛行機が終日欠航して空港が閉まることもあります。
古宇利島や瀬長島のように橋でつながる島は、橋が通行止めになる前には渋滞が発生します。フェリーによる連絡が必要な島では、欠航すると本島に戻れなくなります。
旅行中は天気や運行情報をこまめにチェックして、宿泊先のスタッフにも相談しながら動くと安心です。
安全に過ごせる屋内施設の活用法
せっかくの沖縄旅行、台風にあたったら屋内で楽しむ時間に切り替えましょう。ホテル内にプールやスパ、カラオケなどの施設があれば是非利用しましょう。外に出られなくても楽しめるホテルを選んでおくのも対策のひとつです。ただし、施設がなくても工夫次第で楽しい時間は過ごせます。例えば次のような過ごし方はいかがでしょうか。
- 友達となら、トランプやUNOで白熱バトル!笑い声が止まらない“台風の夜”に。
- 恋人となら、オリオンビールを片手に島らっきょうやミミガーをつまみながら、のんびり大人の時間。
- 家族なら、今しか見られない子どもたちの表情やしぐさをスマホに収める「台風記念フォト大会」で、成長の一瞬を思い出に残しましょう。
台風の時は、まず宿泊先に相談して、安全で楽しい室内の過ごし方を見つけましょう。
旅行スケジュール別・台風の影響と対応

旅行中、台風の影響をどう受けるかは「いま自分がどの段階にいるか」で大きく変わってきます。出発前なのか、滞在中なのか、最終日なのかで、取るべき行動も備えることも違います。
ここでは、それぞれの状況で「どんなことに注意すればいいか」「何を準備しておくと安心か」を整理しました。まずは、あなたの旅行の段階に合わせて、備えを確認してみましょう。
出発前の対応
台風の勢力や進路次第では、マリンレジャーができなくなったり、観光予定を変更せざるを得ない状況になる可能性があります。パッケージツアーの場合は、自己判断でキャンセルするとキャンセル料が発生することがあるため、まず旅行会社に連絡して相談するのが安心です。
【パッケージツアー】
旅行会社を通じて予約した場合、台風による欠航や運休の際は、旅行会社がまとめて手続きをしてくれるケースもありますが、確認が必要です。出発直前だと対応が混み合うため、早めに旅行会社に連絡を取ることが安心です。
【個人】
航空券や宿泊をそれぞれ自分で予約した場合、キャンセルや振替手続きを自分で行う必要があります。LCCは特に返金・振替条件が厳しいため、規約を事前に確認しておくことが大切です。宿泊施設にも早めに連絡して、キャンセル料や日程変更の可否・条件を確認しておきましょう。
台風が近づいていると分かったら、旅行会社や各事業者と連絡を取りながら、早めに計画を練り直すのが安全で安心です。あわせて復路で欠航の為に延泊が予想されるときは、延泊の宿泊代や食事代の補償が受けられる、クレジットカード付帯保険や国内旅行保険の補償内容を確認しておくと安心です。航空会社が提供する保険には出発当日でも、申し込みに対応している保険もあり、事前に検討しておくといざという時に慌てずに対応できます。
沖縄滞在中の対応
滞在中に台風に遭遇したら、無理に外出せず、屋内で安全に過ごすことが基本です。
台風の接近状況によっては、ホテルにこもる前に食料や、停電に備えてバッテリーの準備が必要になります。天候が悪化する前に、必要であれば買い出しに行きましょう。食料は、出遅れてしまうとスーパーやコンビニの棚に商品がなくなってしまいます。
【マリンレジャー中止の判断】
注意報や警報が出たら海には近づかず、アクティビティ事業者からの中止連絡や最新情報を確認しましょう。
【ホテルで缶詰めの準備】
台風が強まる前に、食料品や停電に備えてモバイルバッテリー、暇つぶしアイテムを買い出ししておくと安心です。
【レンタカーの返却】
不要になったレンタカーは早めに返却を。台風後は返却が集中して混雑するため、搭乗前の返却は避けた方がスムーズです。
【帰りを前倒しする判断】
欠航は直前に決まることも多いですが、前日に発表されることもあります。延泊を避けたい場合は、早い段階で前倒し便に振り替えるのも一つの手です。
【避難時の行動とホテルスタッフへの確認】
離島ではフェリー欠航や橋の通行止めで本島に戻れなくなることがあります。宿泊先から避難指示がある場合は、スタッフの指示に従いましょう。
【現地気象情報をチェック】
気象庁や地元の情報はこまめに確認を。台風に慣れた宿泊先スタッフに相談しながら動くのが安心です。
滞在中は最新の気象情報とホテルスタッフのアドバイスを頼りに、ホテルで快適に過ごせる準備をしておきましょう。
最終日の対応
最終日に台風が接近したら、帰りの便が飛ぶのかどうかが最大の判断ポイントになります。
欠航が決まれば、振替便の手続きや延泊先の確保が必要となり、対応が遅れると選択肢が限られてしまいます。
【振替手続き】
同じ航空会社での振替なら、追加料金やキャンセル料はかからないのが一般的です。ただしシーズン中は満席が多く、翌日以降しか取れない場合もあります。
【延泊先の確保】
振替便が当日に取れない場合は、延泊先を確保する必要があります。まずは今泊まっているホテルに確認てみましょう。空港への移動を考えて、空港周辺や那覇市内のホテルを探すのも良いでしょう。ただし空港周辺や那覇市内のホテルは、満室になるのが早いため、できるだけ早く動くことが大切です。なお、悪天候が理由の欠航の場合、延泊費用は航空会社から補償されません。
【ホテルで缶詰めの準備】
延泊中は外出も難しくなるため、食料品や暇つぶしグッズを準備しておくと安心です。また万が一の停電に備えて、充電もしておきましょう。
最終日に台風が接近する可能性がある場合は、スケジュールや予算を改めて見直してみましょう。さらに、クレジットカード付帯保険や国内旅行保険に入っておけば、延泊や食費の負担を軽減でき、安心して旅行を楽しめます。
旅行者の口コミに見る台風時の沖縄滞在体験

台風でも充実した時間を楽しむ人もいれば、思い切って最終日を前倒しで帰る人などそれぞれです。情報を収集して、はやめの対応をすれば自分なりの充実した時間になり、また沖縄に行きたいと思う気分になっているようです。
台風でもホテルで楽しめた口コミ
お約束ですが食べることは、旅行のなによりの楽しみ。沖縄の美味しいものがあれば、ハッピーになれます。
帰りの便で影響を受けた人の口コミ
前倒しで帰った人や、せっかく沖縄に来たのに遊べない・帰れない人。スケジュールは柔軟な変更が出来るように、台風バージョンも検討しておくと良さそうです。
まとめ|台風でも楽しい思い出にする方法

沖縄の台風は本土に比べて勢力が強く、影響も長引くため、旅行中の予定変更を余儀なくされることがあります。実際には、マリンレジャーの中止や観光地の閉鎖、飛行機の欠航といった事態も少なくありません。だからこそ、出発前から「もし台風が来たらどう動くか」を考えて準備しておくことが大切です。ホテルで快適に過ごせる工夫や、振替の方法を確認しておけば、不安を減らし、安全で心に残る旅行にすることができます。