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沖縄8月の台風はどれくらい来る?発生確率・旅行への影響ガイド【2025年版】

8月の沖縄台風の発生確率と旅行への影響のまとめ記事のメインビジュアル

夏休み期間の8月は沖縄旅行のオンシーズンです。美しい海や夏ならではのイベントが楽しめる一方で、旅行を計画するうえで「台風」の存在はとても気がかりです。
せっかくの滞在中に影響が出ないか、不安に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

沖縄は日本列島の中でも台風の進路に入りやすい地域で、台風シーズンと呼ばれる7月~10月は特に注意が必要です。その中でも8月は台風の接近数が9月に次いで2番目に多い月とされています。

過去10年間の統計では、8月に沖縄に接近した台風の平均数は2.1個。
また、同じく過去10年で8月に発生した台風は平均6.0個となっています。

つまり、「8月に発生した台風と沖縄で遭遇する確率はおよそ35%」ということになります。

この記事では、

  • 沖縄の8月の台風事情(詳細な過去データ)
  • 旅行前に知っておきたい注意点
  • 実際に台風に遭遇した場合の対策

について網羅しています。

不安なく楽しい旅行ができるよう、ぜひ最後までご覧ください。

目次

8月の沖縄に台風が来る頻度は?【過去10年の統計】

冒頭でお伝えした通り、過去10年の統計を見ると沖縄の8月は台風の多い月といえます。

ここでは気象庁の発表をもとに、より詳細なデータで過去の台風の発生状況や8月の沖縄への接近リスクについて解説していきます。

年平均接近回数と推移グラフ

過去10年の8月の台風接近※回数(沖縄・奄美地方)

年度接近数
20152
20161
20171
20184
20191
20204
20213
20222
20231
20242
平均2.1
※接近とは、台風の中心が「那覇など複数の気象官署から300 km以内を通過した」状態

過去10年で、8月の沖縄には平均2.1個の台風が接近しています。
表をもとに、年ごとの接近数をまとめたグラフがこちらです。

ここから、過去10年で8月の沖縄には最も多い年で4個、少ない年でも1個は接近していることが分かります。

全国の8月台風発生数と沖縄への接近数の比較

過去10年の8月に全国で発生した台風の数と、そのうち沖縄に接近した台風の数を比較したグラフです。

このグラフから、例年に全国で発生する台風のおよそ3分の1が沖縄に接近しているという傾向が分かります。
年によってバラつきはあるものの、台風シーズン中である8月の沖縄旅行はある程度のリスクを想定しておく必要があると言えそうです。

8月内の「上旬/お盆/下旬」どこがリスク高い?

過去10年で8月に沖縄に接近した台風の接近日

年度台風番号接近日分類
201513号8/6上旬
15号8/22下旬
201610号8/22下旬
201713号8/21下旬
201812号8/2上旬
14号8/11お盆を含む中旬
18号8/15お盆を含む中旬
19号8/21下旬
20199号8/8上旬
20204号8/3上旬
5号8/9上旬
8号8/22下旬
9号8/31下旬
20219号8/7上旬
10号8/5上旬
12号8/22下旬
20226号8/1上旬
11号8/30下旬
20236号8/1上旬
20249号8/19お盆を含む中旬
10号8/27下旬

この表は、過去10年に沖縄に台風が接近した日を「上旬(1日~10日)」、「お盆期間を含む中旬(11日~20日)」、「下旬(21日~31日)」に分類したものです。

上記の表をグラフでまとめました。

8月に沖縄に接近した台風の接近日比較グラフ

グラフからは、過去に台風が接近したのは8月の中でも「上旬」と「下旬」が多く、「お盆期間を含む中旬」は比較的接近数が少ないことがわかります。「接近数が少ない=安全」というわけではありませんが、過去データを見る限り、より台風との遭遇リスクが高いのは月の上旬、もしくは下旬の時期と言えそうです。

なお、ここでのデータはあくまで「接近した日」のみをカウントした分布です。

実際の台風では、接近前後の数日間にわたって影響が及ぶことも少なくないため、旅行日程を立てる際はその点も十分に考慮する必要があります。

今年(2025年)の見通しと長期予報の読み解き方

過去10年の台風接近データから、沖縄の8月はどの程度台風のリスクが高いのかが見えてきました。そこで気になるのが「今年(2025年)はどうなの?」というところですよね。

最新の予測によると、2025年の台風接近数は「平年並み」「平年より多くなる」見込みとされています。

この先の章では、気象庁の発表やJTWC(アメリカ海軍合同台風警報センター)の最新情報など、信頼できるデータをもとに今年の8月における台風の傾向予測や今後の注意ポイントを詳しくご紹介していきます。

気象庁3か月予報のポイント

気象庁では、この先3か月の沖縄地方について

  • 平均気温:50%の確率で「平年より高い」予想 
  • 降水量:40%の確率で「平年より多い」、30%の確率で「平年並」 

としています。

特に降水量が多くなるという傾向は、台風や前線による強い雨の影響があるかもしれないと予測できることを意味します。
また、高めの気温・多湿な環境は、台風が発達しやすい条件が揃うとも考えられ、今年の台風接近数が多くなる可能性の根拠と言えるでしょう。

ただし、これはあくまで長期的な予測です。
台風の具体的な接近予報や進路情報は、最新の気象情報をこまめにチェックすることをおすすめします。

JTWC熱帯低気圧アウトルックのチェック手順

JTWC(アメリカ海軍合同台風警報センター)が発表している「熱帯低気圧アウトルック」は、これから数日以内に台風の元になる熱帯低気圧が発生しそうなエリアを示しています。

気象庁の発表は「すでに発生した台風」における進路等の情報ですが、JTWCは「これから台風が発生しそうなエリアはどこか?」という段階からカバーしているのが特長です。

実際のチェック手順をみていきましょう。

  1. JTWC公式サイトにアクセス
  2. 「熱帯警報」を確認

    今後24時間以内~数日以内に台風の卵である熱帯低気圧が発生しそうなエリアが、黄色・オレンジ・赤の色付き領域と番号(例:06E)で地図内に表示されます。

  3. 「TCFA(熱帯低気圧発生警報)」に注目

    この警報が出ている場合は、数日以内に台風が発生し発達する可能性が高まっているサインです。

英語圏のサイトで専門用語も出てくるため、チェックにはある程度の知識とコツが必要です。
ぜひ覚えておいて、旅行を計画する際の心強いツールとして活用できるようにしましょう。

8月の台風が旅行に与える主な影響

ここまで、過去の台風データや今後の天候予測についてご紹介してきましたが、「せっかく計画した旅行が台風予報と重なってしまった…」という事態は、残念ながらゼロではありません。

次のページでは、台風が沖縄旅行にどのような影響を及ぼすのか、そしていざという時にできる対策や心構えについてまとめています。

航空・フェリー欠航の目安

台風による航空機やフェリーの欠航は、各航空会社・フェリー会社が天候や滑走路・航路の状況、風速や波の高さなどを総合的に判断して決定します。詳しくは以下の関連記事へ。

関連記事
欠航ガイド

ホテル/ツアーキャンセル規定

台風の影響による欠航や遅延で旅行を中止せざるを得ない場合、ホテルやツアーのキャンセル料が免除される場合があります。詳しくは以下の関連記事へ。

停電・インフラ

台風では強風や落雷で電力設備が損傷したり、倒木の影響で電線が切断されるなど停電のリスクがあります。また、大雨による断水が起こることもあるので注意が必要です。詳しくは以下の関連記事へ。

旅行の計画中、あるいは現地で急に台風情報に遭遇した時などに、ぜひ参考にしてください。

遭遇確率を下げる4つの準備と保険

8月は台風の接近数が多いとはいえ、やはり長期休みを取りやすくオンシーズンの沖縄が楽しめるチャンスでもあります。ここでは、台風に上手く備えて旅行のダメージを最小限に抑えるためのポイントをまとめました。

柔軟な航空券/ホテル選びのコツ

  • できるだけ変更やキャンセルが可能(ホテルならキャンセル料が無料)のプランを選ぶ
  • 台風発生時の「特別対応情報」ページがある航空会社を選ぶ
  • 離島よりも本島(那覇などアクセスが柔軟なエリア)の宿泊を優先する
  • 前半・後半で宿を分けたり、往復ではなく片道ずつ航空券を取るのも有効

旅行保険・クレカ補償でカバーできる範囲

  • 旅行保険に入っておくと、台風でのキャンセルに対応できる場合がある(航空便の欠航、宿泊先が被災し休業した、など)
  • プラチナ/ゴールド以上の一部クレジットカードでは「旅行キャンセル補償」がついていることも
  • いずれも事前に補償内容をしっかり確認することが大切

非常用グッズ&モバイルバッテリー

  • 折りたたみレインコート/ポンチョ…暴風に備えて傘より実用的
  • 防水バッグ/ジップロック袋…貴重品やチケット類が濡れないように保護
  • 多めの現金…停電時の電子マネー利用不可に備えて
  • 充電式ファンやハンディ扇風機…停電時の暑さ対策に
  • モバイルバッテリーは大容量タイプを

予約の方法を工夫したり、旅行保険への加入・非常用グッズの準備など台風に備えた万全の体制を整えておくと安心です。

台風と重なった場合のクイックチェック表

実際の台風は予測が難しく、最初は進路が外れているようでも急な進路変更などでいきなり対応を迫られることがあります。いざ台風と遭遇してしまったら、慌てずこのチェック表を確認してください。

出発前なら…
  1. 航空会社の運航情報を確認
  2. 宿泊施設のキャンセルポリシーを確認
  3. 旅行会社にも連絡し、出発を延期するかどうか検討する
滞在中なら…
  • 身の安全を確保し、無理な外出は避ける
  • 最新の気象情報をチェックしておく
  • 宿泊先スタッフの指示があれば必ず従う
帰路(最終日)なら…
  • 航空便の運航状況を確認し、振替便を確保する
  • 延泊ができるか早めに相談、もしくは他の宿泊施設を探す
  • 空港周辺など、動きやすいエリアに移動しておく

8月と9月どちらが台風が多い?月別比較データ

「8月の沖縄旅行で台風に直撃しそう!9月に延期するとどうなる?

実は台風の沖縄への平均接近数は9月の方が多く、台風の強さや影響範囲にも8月とは異なる傾向があります。
旅行時期選びで迷ったり延期を考えている方に向けて、過去10年のデータと傾向から8月・9月の台風リスクを比較します。

過去10年の8月・9月 台風接近数(沖縄・奄美地方)/発生数

年度接近数(8月)接近数(9月)
201521
201614
201711
201842
201913
202042
202131
202224
202312
202423
平均2.12.3

過去10年の8月・9月に沖縄に接近した台風の数をまとめました。
表のとおり、どちらの月も台風リスクはありますが、統計的に9月のほうが沖縄への台風の接近数がやや多いことが分かります。

また、過去10年で8月・9月に発生した台風の数も比較してみると、以下の表の通りとなります。

年度発生数(8月)発生数(9月)
201575
201664
201755
201879
201966
2020101
202144
202255
202366
202489
平均6.45.4

以上2つの表から、月ごとの台風発生数と遭遇率をまとめました。

  • 台風発生数(過去10年平均)…8月:約6.4個/9月:約5.4
  • 沖縄での遭遇率(過去10年平均)…8月:約35%/9月:約43

この結果から、台風発生数自体は8月の方が多いものの、「沖縄に接近する割合」として考えると9月の方が高いという傾向が見られます。

さらに、気象庁の資料によると、季節ごとの台風の特徴にも違いがあります。

  • 8月は偏西風が弱く台風が不安定な経路を取りやすく、沖縄に直撃するコースをとる傾向
  • 9月以降になると南海上から偏西風にうまく乗って沖縄をかすめるように日本付近を通る傾向

このため、9月の台風は秋雨前線を巻き込み、雨・風ともに強まることが多く、影響範囲も広がると言われています。特に本土側の空港や交通網にまで影響が及ぶことも珍しくありません。

「発生数が多い8月」「遭遇率が高く影響範囲が広い9月」
それぞれのリスク特性を知った上で、スケジュールや保険、柔軟な予約プランで備えておくことが大切です。

よくある質問(FAQ)

Q
8月で一番台風が来やすい週は?
A

過去10年の台風は1週目(7個)に最も多く接近しており、次いで3週目(6個)が多いという結果となっています。詳しいデータはこちらから。

Q
遭遇率35%は高い?低い?
A

8月に沖縄へ旅行したら3回に1回は台風に遭遇すると考えると、国内の他の地域よりはるかに高い確率となります。
例として、東京や大阪の8月の台風接近率は平均10%以下です。
詳しいデータはこちらから。

Q
台風接近の公式発表は何日前に出ますか?
A

気象庁が「接近」と認定するのは、
「台風の中心が観測地点(本土・沖縄など)から300km圏内に入ったとき」となります。
一般的に、接近の約2〜3日前から進路予測が公表され始めます。詳しくはこちらから。

Q
欠航が決まった後に取れる座席はどれくらいありますか?
A

「かなり限られた数しかない=ほとんど取れない」のが実情です。
欠航が決まったら、航空会社は欠航した便に乗るはずだった人を優先的に次便に振り替えますが、台風シーズンは元々が繁忙期のため次便の空きがゼロ、ということも多いためです。
詳しくはこちらから。

Q
台風遭遇時にクレジットカード保険だけで十分ですか?
A

クレジットカード付帯の保険だけでは十分カバーできないと考えられます。
台風でのキャンセル補償がついているカードはゴールドカード以上のごく一部に限られ、それも急な欠航の際の宿泊費や追加交通費については補償対象外となることが多いようです。
詳しくはこちらから。

Q
8 月の台風で停電する確率は?
A

沖縄電力によると、過去2023年の台風6号接近時には県内27市町村で約2.6万戸が停電し、これは世帯数の4%にあたる数字でした。8月は台風が平均2.1回接近すると考えると、およそ年8%の確率で停電に遭遇する可能性があると考えられます。
詳しくはこちらから。

Q
 離島(宮古・石垣)は本島より影響が大きい?
A

一般的に沖縄の離島は、本島よりも台風の影響を受けやすいです。
台風が北上してくる進路上により近い位置にあることや、船便・航空便が影響を受けると物流などのインフラも止まり孤立状態になる危険性があることが主な理由です。
詳しくはこちらから。

まとめ:8月はリスクを可視化すれば十分楽しめる

8月の沖縄は台風シーズンまっただ中ですが、過去のデータを活かしてリスクを可視化し備えることで無理なく安全に、なにより楽しく過ごすことができます。

旅行前にはこの記事をもう一度よく読み、台風の発生状況や最新情報をこまめにチェックするようにしましょう。
柔軟な旅行計画や予約方法の工夫、万が一の時の保険、非常用品の準備などもお忘れなく。

いざというときにすぐ見返せるよう、このページをブックマークしておくのもおすすめです。

8月の沖縄旅行が素晴らしい思い出になりますように!

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この記事を書いた人

沖縄県内の地域情報に特化した編集チーム。公式情報を元に、分かりやすい解説を心がけています。

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