ジャングリア沖縄へフェリーで行ける?ルート・所要時間・乗り方をわかりやすく解説

沖縄県にあるジャングリア沖縄を上空からみたイメージ画
この記事でわかること
  • ジャングリア沖縄へフェリーで行く方法
  • フェリーで行くメリットとおすすめポイント
  • フェリーで行く際の注意点

せっかくの旅行だから「フェリーに乗ってジャングリアに行ってみたいな」と思いますよね。とはいえ、フェリーでの旅を知らないと突然の悪天候で当日慌てて他の方法を探すことになりかねません。

この記事では、現地民ライターがジャングリアへフェリーでのアクセス方法を公式情報をもとに解説します。フェリーでの旅が楽しい思い出になるように、ぜひ活用してくださいね。

目次

ジャングリア沖縄とは

南国の吊り橋のイメージ画像

2025年7月に沖縄本島北部(今帰仁村~名護市)にオープンしたばかりの大型テーマパークです。

敷地面積約60ヘクタールもの広大な森「やんばる」の自然を舞台に、恐竜をテーマにしたアトラクションや温泉スパ施設まで備えた「大自然没入型リゾートパーク」となっています。

所在地は沖縄美ら海水族館から車で約30分ほどの今帰仁呉我山エリアで、那覇空港からは車で約1時間半の距離にあり、沖縄旅行の新たな目玉スポットとして注目を集めています。

参考:ジャングリア沖縄公式サイト

ジャングリア沖縄にフェリーで行ける?

フェリーで旅行をしている人たちのイメージ画像

フェリーでも行けます!

ジャングリア沖縄へは主に「車」「バス」「フェリー」の3通りのアクセス方法があり、実はフェリーを使ったアクセスも可能です。那覇市の泊港(とまりん)から沖縄本島北部までフェリー航路があり、徒歩で乗船できるルートがあります。

現在運航しているフェリーは2種類あり、「大型カーフェリー」と「高速船ジンベエ・マリン」です。いずれも一般旅客の乗船が可能で、公式にも「渋滞を避けたいならフェリーの利用がおすすめ」と紹介されています。

次から、それぞれのフェリーでのルートの運航状況や所要時間、利用方法について詳しく解説します。

フェリーで行くルート詳細と所要時間

海を走行する大型フェリーのイメージ画像

ジャングリア沖縄まで行くにはフェリーと陸路での移動が必要です。ここでは、ルート詳細と所要時間、陸路移動の方法を紹介します。

とまりん(那覇)→本部港ルート

那覇市内の泊ふ頭旅客ターミナル「とまりん」から、沖縄本島北部の本部港(もとぶこう、通称:渡久地港)まで運航しています。

マルエーフェリー社とマリックスライン社の2社が毎日交互に1便ずつ運航しており、那覇港発の便が本部港に停泊します。 また第一マリンサービス社が運航する高速船でも行くことができます。


マリックスライン/マルエーライン第一マリン
所要時間約2時間約2時間
発着時間7:00発 9:00着8:30発 10:30着
14:25発 15:40着
運賃大人 片道 約2710円
小人 片道 約1360円
大人 片道 約2000円
小人 片道 約1000円

変更されることがあるので必ず公式サイトで最新情報を確認してください。

第一マリンの14:25発は、名護漁港を経由しないため、約1時間10分で本部港に到着します。

チケットは当日港で購入できますが、便数が少ないため事前予約を推奨します。乗船当日は出航30分前までに乗船手続きを済ませておく必要があります。

参考:マリックスライン公式サイトマルエーフェリー公式サイト第一マリンサービス公式サイト

とまりん(那覇)→名護漁港ルート

那覇の泊ふ頭北岸(とまりん北桟橋)から名護漁港へ向かうルートです。

第一マリンサービス社が運航する双胴高速船「タクマ3」で、船体にジンベエザメの巨大イラストが描かれているのがシンボルです。


第一マリン
所要時間約1時間15分
発着時間8:30発 9:45着
運賃大人 片道 約2000円
小人 片道 約1000円

変更されることがあるので必ず公式サイトで最新情報を確認してください。

予約は公式ウェブサイトから事前予約が可能です。予約後に発行される予約番号を当日窓口で伝えて乗車券を購入するシステムで、出航30分前までに発券所で手続きを済ませます。

参考:第一マリンサービス公式サイト

本部港・名護漁港からジャングリアまでのアクセス方法

フェリーで本部港または名護港に到着した後、ジャングリア沖縄までは約30~35分の陸路移動が必要です。主な移動手段はシャトルバスかタクシーになります。

ジャングリア沖縄では公式サイトシャトルバス「ジャングリアエクスプレス」を運行しており、本部港および名護市内からパークまで乗り入れています。

本部港・名護漁港シャトルバスタクシー
所要時間約30分約30分
運賃500円約3000円

イオン名護店発着のジャングリアエクスプレスは予約不要の無料ですが、名護漁港から名護市街のイオンの駐車場まで徒歩かタクシーの移動となります。

事前予約が必要ですが、各港から出ている有料シャトルバスを利用するのがおすすめです。

高速船「ジンベエ・マリン」とは?

沖縄本島北部への高速船「ジンベエ・マリン」(タクマ3)。船体にジンベエザメが描かれており、那覇~名護~本部を毎日運行しています。

船内には無料Wi-Fiや大型荷物置き場、AEDなどの設備も充実しています。実際に乗船した人からは「バスより速くて料金も安い」「海なので渋滞がなく快適」といった声が多く、レンタカーを運転しない旅行者にも好評です。

那覇港の乗り場は泊ふ頭旅客ターミナルビル(とまりん)ではなく、北岸桟橋という別の橋なので、場所を間違えないように注意が必要です。

ジンベエ・マリンは「移動と観光の一石二鳥」を実現するユニークな交通手段として注目されています。

フェリーで行くメリット・おすすめポイント

港でフェリーを待つ夫婦のイメージ画像

フェリーでの移動は、他にはない多くのメリットがあります。

渋滞ストレスがない

沖縄本島を北上する際に問題となる名護市付近の渋滞を回避することができ、ストレスフリーです。特に繁忙期や通勤時間帯は恩納村~名護まで深刻な渋滞が発生しますが、フェリーなら定刻通りスムーズに到着できます。

移動時間も高速バスより短縮できるケースが多く、予定通りに旅の計画を組みやすくなります。

移動自体が観光になる

デッキから眺める東シナ海、美しい沖縄の島影やエメラルドグリーンの海の色は格別で、海上からしか見られない景色が楽しめます。運がよければイルカやクジラに出会うチャンスもあります。

大型フェリーでの風を切って進む爽快感や甲板からの眺望は非日常的で、移動時間がそのまま旅の思い出になるでしょう。

快適かつ解放感がある

フェリー船内はバスや車と比べて圧倒的に広く自由です。座先を離れて歩いたり、トイレや売店も完備されているので長時間でも快適に過ごせます。特に小さなお子様連れの場合でも、子どもが動き回れる分車内より船内の方が気が楽で楽しめるという声もあります。

船酔いしやすい方以外は、フェリーでの移動のゆったりした雰囲気を楽しめるでしょう。

フェリーで行く際の注意点

悪天候時の荒れた海のイメージ画像

フェリー利用にはメリットがある一方で、事前に注意すべき点や準備しておくべきこともあります。

運航スケジュールの確認・予約必須

フェリー便数は限られており、時間帯も固定されています。旅行日程によっては希望の時間に合わない可能性もあるため、事前に時刻表を確認して計画しましょう。また座席数にも限りがあるため、事前予約がベターです。

予約なしで当日行ったら修学旅行とぶつかって満席だった…なんてケースもあります。乗船できない事態を避けるために、事前に予約しましょう。

天候や海況による影響

フェリーは悪天候時に欠航・遅延のリスクがあります。台風接近時はもちろん、強風・高波の注意報が出た場合は小型船であるほど運休になることもあります。

大型船であっても波浪によっては遅れる場合があり、実際に所要時間が伸びるケースもあります。

仮にフェリーが運休になってもバスなどの代替手段に切り替えられるよう予備プランを用意しておくと安心です。

当日の手続き・時間管理

乗船手続きでは名前や連絡先を記入する必要があるため、フェリー乗り場には出発30~60分前には到着するようにしましょう。

また那覇港は、旅客ターミナルと高速船乗り場が別々なので、場所を間違えないよう事前に確認しておくと安心です。

荷物・持ち物の管理

混雑時にはスペースに限りがあるため、必要以上の大荷物は避け、しっかりタグや目印を付けて紛失防止に努めましょう。

船内は基本的に荷物を自分で管理します。船内で過ごす間に必要なもの(上着、酔い止め、スマホ充電器、水分など)は手元のバッグに入れておくと安心です。

ジンベエ・マリンには船内に売店がないので、飲み物などは事前に用意しておくと良いでしょう。

まとめ│フェリーでアクセスは事前準備がカギ

カーフェリーが港に入るイメージ画像

フェリーを使った移動は、旅を豊かにする魅力的な選択肢です。ただし、事前準備がカギとなります。

  • 運行スケジュールの把握
  • 乗船予約
  • 当日の時間管理
  • 天候リスクへの備え

4つのポイントを事前に押さえることで、当日慌てずスムーズに旅を進められます。ぜひ事前準備を万全にして、フェリーでのジャングリア沖縄までの旅を楽しんでくださいね。

この記事を書いた人

沖縄県内の地域情報に特化した編集チーム。公式情報を元に、分かりやすい解説を心がけています。

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