車なし旅行でも安心!沖縄各地から美ら海水族館へのアクセス手段を徹底比較

美ら海水族館へ車なしで行くガイド記事のカバー場像

この記事でわかること

  • 沖縄各地から美ら海水族館への公共交通ルート
  • 料金/所要時間/旅行タイプ別でおすすめのアクセス方法

美ら海水族館は、沖縄を代表する人気観光スポットのひとつです。

沖縄本島北部・本部(もとぶ)町にあり、那覇市からは約2時間とやや距離があるため、車を運転しない旅行者にとっては行き方が少しわかりづらい場所でもあります。

そこでこの記事では、沖縄各地からレンタカーなしで美ら海水族館に行く方法を紹介します。

高速バス、フェリー、ツアーバスなどのルートを比較し、料金や所要時間、旅行スタイル別のおすすめもまとめました。

「車なしでも大丈夫!」と思える、美ら海水族館までの行き方ガイドになっています。ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

美ら海水族館はどこにある?アクセスの基本

美ら海水族館の大水槽イメージ画像

美ら海水族館は、国頭郡本部町(もとぶちょう)の「海洋博公園」の中にあります。

沖縄の玄関口・那覇空港からは約90km離れており、沖縄本島を代表する観光地からもやや距離があります。
主な観光地からの距離と、車での所要時間の目安は以下の通りです。

  • 那覇空港・国際通りなど那覇市中心部… 約90km/約2時間
  • 恩納村リゾートエリア … 約50km/約1時間15分
  • 古宇利島 … 約20km/約30分
  • 名護市中心部 … 約20km/約30分

各主要地点から美ら海水族館へのルートを地図にまとめました。

沖縄各地から美ら海水族館への主なルートマップ(車使用時)

フルスクリーン表示

移動にはレンタカーが便利ですが「運転はちょっと…」という方でもご安心ください。レンタカーなしで美ら海水族館に向かう主なアクセス方法を紹介します。

①高速バス/路線バス

那覇市内から、美ら海水族館がある「海洋博公園」を結ぶ高速バスの直行便があります。さらに路線バスと組み合わせれば、各地の主要観光地を結ぶより柔軟なルートが組めます。

②観光ツアーバス

美ら海水族館への直行便や、プランによっては他の観光地に立ち寄りながら向かうツアーがあります。旅程はおまかせして楽に行きたい方におすすめ。

③船+路線バス

出航時間が合えば、那覇の「泊ふ頭」から本部港までフェリーで移動し、港からバスやタクシーで水族館へ行くことができます。

④タクシー

出発地から直行でき、時間の自由度も高い方法です。料金はやや高めですが、複数人で乗車すれば割安になる場合もあります。

⑤自転車

健脚の方向け・景色重視の移動手段です。公共交通には輪行袋に入っていない自転車は持ち込み不可の場合が多いので、名護や本部町からスタートするコースが現実的です。

移動手段所要時間(目安)料金(片道・目安)本数(目安)荷物対応
高速バス約2.5〜3時間2,500円前後20便程度荷物棚やトランクあり(大型は事前確認推奨)
ツアーバス約5時間~
(観光地立寄含む)
7,000円前後(プランによって変動)毎日運行あり
(1日1便〜数便)
大型荷物はバス下部トランク利用可
船+路線バス約3〜3.5時間フェリー約2,000円+バス運賃1日2往復
(那覇~本部港)
フェリーは大型荷物OK、路線バスは要確認
タクシー約2〜2.5時間約25,000~30,000円(普通車)随時(予約が確実)トランクに積載可。大型の場合は要相談
自転車約1時間半~2時間(名護市内から)1日レンタル
3,500〜6,000円
(車種による)
荷物は背負える分だけ(大量は不可)

次のセクションからは、それぞれの公共交通でのアクセス方法を詳しく解説します。
旅行プランに合ったルートを見つけてください。

「高速バス」なら沖縄各地から発着で便利

沖縄の高速バス内部イメージ画像

高速バスは沖縄本島南北を結び、高速道路経由で快適に移動できる公共交通です。車窓からの景色を楽しむのも、目的地までひと休みするのも自由。
レンタカーなしの旅を支える頼もしい移動手段です。

この記事では、主な観光拠点である「那覇空港(那覇市内)」「恩納村(リゾートエリア)」、また北部で人気の観光地である「古宇利島」の3か所からバスで美ら海水族館に向かう方法をまとめます。

那覇空港(那覇市内)から

2025年8月現在、那覇空港から美ら海水族館に直行するバスは、4種類運営されています。

  • 系統117番 美ら海直行バス(那覇バス、琉球バス交通、沖縄バス共同運行)
  • やんばる急行バス
  • 沖縄エアポートシャトル
  • 空港リムジンバス(沖縄バス)

合わせて1日20本以上のバスが出ており、所要時間は2時間~3時間弱程度です。
それぞれのバス会社の料金や特徴を比較してみました。

系統117番 美ら海直行バス

  • 所要時間:約2時間15分〜2時間30分
  • 運賃:大人(中学生以上)1名 片道2,880円(新設記念価格として往復3,500円に割引あり)、小学生半額
    ※参照:那覇バス 美ら海直行バス特設ページ(2025/8/10参照)
  • 支払方法:車内で現金払いまたは往復乗車券を事前購入
  • 特徴:Free Wi‑Fiあり、座席指定なし、予約不要

やんばる急行バス

  • 所要時間:約2時間15分〜2時間20分
  • 運賃:大人1名片道2,000円、小・中学生半額。ジョルダンモバイルチケットでの往復券購入で5%割引
    ※参照:やんばる急行バス 運賃検索(2025/8/10参照)
  • 支払方法:車内で現金払い、公共IC・クレカ対応
  • 特徴:座席指定なし、予約不要、途中トイレ休憩あり(伊芸SA)

沖縄エアポートシャトル(リゾートライナー特急/普通)

  • 所要時間:特急便は約1時間55分、普通便は約3時間
  • 運賃:中学生以上1名片道2,400円、小学生半額。2回乗車券購入で1回運賃が1,900円に割引
    ※参照:沖縄エアポートシャトル 2回乗車券(2025/8/10参照)
  • 支払方法:車内で現金払い、公共IC・クレカ対応。またはオンライン乗車予約+事前決済(クレカのみ)
  • 特徴:座席指定なし、WEB事前予約可。普通便は途中トイレ休憩あり(ナビービーチ前)

空港リムジンバス

  • 所要時間:約3時間
  • 運賃:中学生以上1名片道2,600円、3歳~小学生半額
  • 支払方法:現金不可、オンライン乗車予約(事前決済)か、リムジンバス案内センター等で乗車券を購入
  • 特徴:事前乗車券購入が必須、満席の場合は当日購入不可の場合あり。多くのリゾートホテルに停車

各社を比較した表は以下の通りです。

バス種類所要時間片道運賃予約特徴
系統117番約2:15~2:302,880円不要Free Wi‑Fiあり
往復割引あり
やんばる急行約2:15~2:202,000円不要リーズナブル
事前購入割引あり
沖縄エアポートシャトル急行:約1:55
普通:約3時間
2,400円不要(WEB予約可)複数回乗車券購入で割引あり
空港リムジンバス約3時間2,600円要予約リゾートエリア直行、本数僅少
  • リーズナブル、予約不要で気軽に乗れる→やんばる急行バス/系統117番
  • 時間をなるべく短縮したい→沖縄エアポートシャトル(特急便)
  • 確実に座席を確保してゆったり行きたい→空港リムジンバス

重視するポイントに応じて、最適なバスを選択するのがポイントです。

また那覇市内から美ら海水族館へ向かうなら、那覇空港を出発した直行バスの経由バス停で途中乗車するのが一番わかりやすくスムーズな方法です。

系統117番 美ら海直行バス(※前出リンク)

  • 乗車:ゆいレール旭橋駅隣接の那覇バスターミナル 旭橋バス停
  • 所要時間:約2時間5分
  • 運賃:中学生以上1名片道2,770円、小学生半額

やんばる急行バス(※前出リンク)

  • 乗車:那覇バスターミナルから徒歩4分、またはゆいレール県庁前駅から徒歩3分の県庁北口バス停
    ※参考:やんばる急行バス バスのりば(2025/8/10参照)
  • 所要時間:約2時間10分
  • 運賃:大人1名片道1,900円、小・中学生半額。ジョルダンモバイルチケットでの往復券購入で5%割引

いずれもゆいレールでバス停の最寄り駅へ行くことができます。

恩納村(リゾートエリア)から

リゾートホテルが多く立ち並ぶ恩納村から美ら海水族館への直通路線は、

  • 沖縄エアポートシャトル
  • 空港リムジンバス

の2種類が運行しています。

沖縄エアポートシャトル(リゾートライナー/普通)(※前出リンク)

  • 乗車:「おんなの駅」「かりゆしビーチ前」など恩納村の主要ポイント
  • バス停へはホテルによって無料送迎がある場合も
    ※参考:沖縄エアポートシャトル ホテルへのアクセス(2025/8/11参照)
  • 所要時間:約1時間15分~1時間50分
  • 運賃:中学生以上1名片道1,200円~1,800円

空港リムジンバス(※前出リンク)

  • 乗車:「ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート」「ハレクラニ沖縄」など一部のホテル
    ※参考:リムジンバス運行系統図(PDF)(2025/8/11参照)
  • 所要時間:約1時間10分~1時間50分
  • 運賃:中学生以上1名片道1,300円~2,000円

※いずれも所要時間、運賃は乗車位置によって異なります。

また、空港リムジンバスは一部のホテルのみの停車となり、1日の運行本数も1〜2本と限られています。
利用の際は、事前に停車するホテルや時刻表を確認しておきましょう。また事前予約・乗車券購入が必要なことにも注意が必要です。

古宇利島(北部の人気スポット)から

古宇利島は沖縄本島北部にある離島で、本島からも橋で繋がっておりアクセスがよく人気の観光スポットです。
古宇利島から美ら海水族館はやんばる急行バスの「四島線」で行くことができます。

  • 乗車:「古宇利島の駅ソラハシ」バス停
  • 所要時間:約45分
  • 運賃:大人1名片道800円

古宇利島にはフリー乗降区間があり、バス停以外でも安全な場所なら乗降可能です。観光ルートや撮影スポットに合わせて活用すれば、移動がよりスムーズになります。
※出典:やんばる急行バス フリー乗降区間について(2025/8/11参照)

「高速船」に乗って移動時間も旅の楽しみに

沖縄のフェリーイメージ画像

那覇空港から美ら海水族館へは、高速船「ジンベエ・マリン(タクマ3)」を利用して海からアクセスする方法もあります。

道路渋滞を避けつつ、海の景色を楽しみながら移動できる魅力的な手段ですが、利用前に知っておきたい注意点もありますので、気になる方はぜひチェックしてください。

那覇空港→泊港→渡久地港(本部町)ルート

航路を使った那覇空港から美ら海水族館へのルートを詳しく解説します。

那覇空港 → 泊港(乗船ターミナル)へ

ゆいレール「那覇空港駅」から「美栄橋駅」まで移動(運賃:大人320円)、徒歩10分で泊港へ。

タクシーだと空港から10分程度、約1,500円です。

泊港 → 渡久地港(本部町)へ

渡久地港行きのジンベエ・マリンは1日2便運航しています。

  • 1便(午前出航)名護経由 → 渡久地港行き
  • 2便(午後出航)名護経由なしの渡久地港直行便です。

運賃は大人(12歳以上)片道2,000円/小児(3~11歳)1,000円、往復券購入で割引があります。
乗船手続きは出航の15分前までに済ませましょう。

渡久地港 → 美ら海水族館

港から徒歩で約3分の「谷茶(たんちゃ)」バス停から路線バスで1区間(運賃:大人230円)乗車するか、タクシーなら約10分でアクセス可能です 。

船での海景を楽しみたい方や、渋滞を避けて効率良く北部を目指す方におすすめのルートです。
運が良ければイルカやクジラに遭遇できる可能性もあります。

運航日・所要時間・注意点まとめ

ジンベエ・マリンは基本的に毎日運航していますが、年末年始や法定検査などで運休になることがあります。運休情報は「ジンベエ・マリン公式Facebook」で事前に案内されるため、出発前にチェックしておきましょう。

また海上運航のため波の影響を受けやすく、高波で欠航となることもあります。運行状況は第一マリンサービス 公式サイトで毎日更新されているので、必ず乗船当日に確認してください。

那覇(泊ふ頭)発のダイヤ

出港地出港時刻寄港地出港時刻帰港地帰港時刻
那覇(泊ふ頭)8:30名護(漁港)10:05本部
(渡久地港)
10:30
那覇(泊ふ頭)14:25本部
(渡久地港)
15:40
出典:第一マリンサービス 運航ダイヤ(※前出リンク再参照)

乗船券は乗船地の販売所で購入可能ですが、週末や繁忙期は満席になる場合もあります。公式サイトでの事前予約をしておくと安心です。

「ツアーバス」なら美ら海水族館も観光も!

沖縄の観光ツアーバスイメージ画像

「沖縄美ら海水族館」を含む観光ツアーバスは、定期運行のものや旅行会社・オプショナルツアーなど多数運行されており、美ら海水族館以外にも沖縄の主要な観光地を効率よく楽しみたい方におすすめです。

ここでは、代表的な主催会社と人気ツアーの概要をご紹介します。

「美ら海水族館」を含む主なコースのおすすめツアーバス

琉球バス交通 定期観光バス Bコース(古宇利島・今帰仁城趾・美ら海コース)

  • 内容:古宇利ビーチ・今帰仁城跡・美ら海水族館
  • 参加費:大人7,800円、子供(6~11歳)3,800円、5歳以下無料(大人一人につき1名)
    ※昼食代込み、施設入場料は別途清算
  • 所要時間:約10時間(集合8:15~)

美ら海水族館では約180分の自由時間(昼食を含む)があるほか、古宇利ビーチ散策や今帰仁城跡の見学など北部の主要観光地を巡る人気のツアーです。
那覇バスターミナルまたは宿泊者限定で各ホテルからの乗車も可能。

ラド観光株式会社 沖縄1日観光バスツアー

  • 内容:万座毛・美ら海水族館・古宇利島・名護パイナップルパーク
  • 参加費:大人(高校生以上)7,300円、小人(小・中学生)6,100円、幼児(4歳以上未就学)5,400円
    ※美ら海水族館、名護パイナップルパークの入場料込み。昼食は各自別途清算
  • 所要時間:約10時間(出発8:00~)

美ら海水族館の滞在時間は約150分。入場料がツアー代金に含まれているほか、早期予約で割引もありお得感があります。県庁前観光バス停留所または北谷・恩納村エリアの各ホテルから乗降が可能です。

セルリアンブルー 【那覇発/北部観光】美ら島終日観光バスツアー(Aコース)

  • 内容:美ら海水族館・万座毛・琉球村・バンタカフェby星野リゾート
  • 参加費:大人(高校生以上)7,600円、子供(3歳~中学生)6,400円
    ※沖縄美ら海水族館、琉球村の入場料、バンタカフェのワンドリンク代込み。昼食は各自別途清算
  • 所要時間:約10時間(出発8:30~)

美ら海水族館では約150分の滞在、入場料込みのプランです。琉球舞踊やエイサーショーが楽しめる琉球村や絶景が人気のバンタカフェを含み、幅広い年齢層に人気のスポットが一度に楽しめます。
出発は那覇市内のみですが、アメリカンヴィレッジでの降車が可能です。

H.I.S. LeaLea1日観光ツアー 人気の3大スポットを巡る1日観光バスツアー「美らバス」

  • 内容:沖縄美ら海水族館・首里城・古宇利ビーチ
  • 参加費:大人(12歳以上) 7,200円、小人(3~11歳) 5,000円
    ※美ら海水族館、首里城の入場料込み。追加代金600円でランチボックス付プランに変更も可
  • 所要時間:約9.5時間(出発8:30~)

美ら海水族館にはイルカショーの時間に合わせて約180分の滞在が組まれているほか、復興再建中の首里城見学も含まれ効率よく沖縄定番コースを巡れるツアーです。
乗車は那覇市内4か所のホテルから、降車は国際通りでも可能となっています。

それぞれのツアーバス比較は以下の通りです。

ツアー名出発地水族館以外の
主なコース
水族館滞在時間価格
(大人1名)
琉球バス那覇バスターミナル・各ホテル(宿泊者のみ)古宇利ビーチ・今帰仁城跡約180分7,800円
施設入場料別途
ラド観光那覇市内または北谷・恩納村リゾートエリア万座毛・古宇利島・名護パイナップルパーク約150分7,300円
施設入場料込み、昼食別途
セルリアンブルー那覇市内万座毛・琉球村・バンタカフェ約150分7,600円
施設入場料込み、昼食別途
H.I.S. LeaLea
1日観光ツアー
那覇市内ホテル首里城・古宇利ビーチ約180分7,200円
施設入場料込み

出発地・所要時間・特典など…ぴったりのツアーバスを選ぶ比較ポイント

これまで紹介したツアーバス以外にも、美ら海水族館を巡るプランは数多く存在します。

「どれを選べばいいかわからない!」という方のために、自分に合ったツアーを見つけるための比較ポイントをまとめました。
ツアー選びの参考にしてみてください。

POINT
出発地と集合時間

那覇市内・恩納村・北部リゾートなど、集合場所はツアーによって異なります。ホテル近くから出発できるか、集合時間が旅行プランに合うかを確認しましょう。

POINT
立ち寄りスポットの数と内容

美ら海水族館だけでなく、行ってみたい観光地を組み合わせたツアーを選べば、旅の満足度はさらにアップします。また、個人旅行では候補に入らなかったスポットも、ツアー経由で訪れてみると新たな魅力を発見できるかもしれません。

POINT
滞在時間

美ら海水族館の滞在時間はツアーによって約2時間〜3時間程度と差があります。じっくり見たいなら滞在時間長めのツアーがおすすめです。

POINT
料金と含まれるもの

料金に入館料・昼食・他施設の入場料が含まれるかどうかを確認しましょう。別途支払いが必要な場合もあります。

POINT
ガイドの有無

ガイド付きなら観光情報を聞きながら移動でき、自由行動型なら自分のペースで回れます。好みに合わせて選びましょう。

初めての沖縄観光なら立ち寄りスポットが多いコース、2回目以降は水族館の滞在時間が長くじっくり楽しめるコース、というように旅の目的に合わせて選ぶのもおすすめです。

タクシーなら一直線!時間最優先派に

沖縄のタクシーイメージ画像

ここまで、バスやフェリーなど「乗り場から乗る」公共交通をご紹介してきました。
しかし「子ども連れで乗り場まで行くのが大変」「待ち時間をできるだけ減らしたい」という場合は、タクシー利用という手もあります。

このセクションでは、美ら海水族館までタクシーを使う場合の料金目安や所要時間を解説します。

那覇や恩納村からの所要時間と料金相場

出発地所要時間料金目安※1
那覇空港(高速利用)※2約2時間~2時間20分25,000~30,000円
那覇市中心部
(国際通り周辺/高速利用)※2
約2時間23,000~28,000円
恩納村リゾートエリア約1時間12,000~14,000円
名護市中心部約40分5,000~6,000円
古宇利島約30分4,000~5,000円
参考:NAVITIME タクシー料金検索(2025/8/11参照)

※1 料金は時間帯・道路状況・ルートにより変動します。
※2 那覇空港・市内発は高速道路料金(約1,000~1,500円程度)が別途必要です。

専属ドライバー付きの貸切ツアー、観光タクシーも人気

沖縄観光では「観光タクシー」も人気の選択肢です。
決まった行き先に運んでもらう通常のタクシーとは違い、行きたい観光地を自由に組み合わせて効率よく巡れます。

主な特徴をまとめました。

  • 時間単位の貸切
    • 例:3時間コース・5時間コース・1日コースなど。料金は時間制なので、渋滞などで追加料金が発生しないか不安になることがありません。
  • ルートの自由度が高い
    • 行き先が決まっているツアーと異なり、自分だけのプランが作れます。
  • ドライバーが観光案内もしてくれる
    • 希望すれば観光スポットの説明、地元グルメ・写真映えスポットの提案などもしてくれます。
  • 荷物を車内に置いて観光可能
    • 大きな荷物を持ち歩く必要がないので、観光地での移動も身軽に楽しめます。
    • 子ども連れや体力に自信のない方にもおすすめです。
  • 大人数で一気に移動できる
    • ジャンボタクシー(定員9名)なら大人数の家族連れ・グループでも一度に乗れます。
    • 他の乗客に気兼ねなくくつろげるのも魅力です。

なお、観光タクシーは基本的に事前予約が必要です。
タクシー会社に直接電話するか、じゃらんなどの旅行予約サイトにもプランが掲載されています。

タクシーを利用する前の注意ポイント

荷物の大きさ・量に注意

トランクのサイズは車種によって違います。
スーツケースが複数ある場合、普通車のタクシーでは積みきれないことも。
大きな荷物が多い場合はジャンボタクシーかワゴンタイプを指定して予約しましょう。

チャイルドシートが借りられるか確認

道路交通法で6歳未満の子どもはチャイルドシート着用が原則です。
観光タクシーでは貸出可能な場合がありますが、台数が限られるため当日依頼は不可となることも。
必ず前もって予約しておきましょう。

車内のにおい・喫煙状況

禁煙車がほとんどですが、ドライバーが喫煙者の場合や直前に喫煙可の車両だった場合、においが残っているケースがあります。
においに敏感な方は予約時に「禁煙車希望」と伝えると安心です。車酔いしやすい人は事前に対策を。

運転ルート・立ち寄り場所の確認

貸切観光タクシーは自由にルートを決められますが、当日に全部伝えると時間が足りないことも。
事前に行きたい場所や滞在時間を伝え、効率的なルートを組んでもらいましょう。

料金の計算方法に注意

距離制運賃と時間制運賃があります。
観光利用の場合、「時間貸切(○時間で○円)」のほうが渋滞や寄り道があっても追加料金が発生しにくくなり安心です。

支払い方法

クレジットカード・電子マネー対応車が増えていますが、まれに未対応の個人タクシーもあります。現金も用意しておきましょう。

キャンセルポリシーを確認

万が一の悪天候や急な予定変更に備えて、キャンセル条件は事前に必ずチェックしておきましょう。

あなたに合う交通手段はどれ?比較して選ぼう

沖縄の公共交通手段(バス・タクシー・フェリー)の比較イメージ

美ら海水族館までの様々な移動手段について紹介してきました。

どの方法が自分にぴったりか分からない、いろいろありすぎて迷ってしまう…という人のために、このセクションでは「価格」「所要時間」「旅行タイプ別」と3つの視点から比較します。

価格で比較

「できるだけ安く行きたい!」という方は、まずは料金順にチェックしてみましょう。

手段料金目安特徴
路線バス平均 約2,500円(大人1名、片道)最安、予約なしでもOK
船+バス約3,000〜4,000円(大人1名、片道)海上からの景色が楽しめる
天候によっては運休も
観光ツアーバス
(美ら海水族館を含むコース全体)
約7,000〜8,000円(大人1名)
※水族館入場料込み
観光地を一気に巡れてコスパが良い
タクシー約25,000~30,000円高いぶん直行が可能
観光タクシー
(普通車・定員4名)
8時間 2~4万円台人数が多いとお得
ガイド等で満足度高め
※那覇市内→美ら海水族館のルート

安さだけで選ぶなら路線バスですが、旅行全体の満足度を考えるなら「値段以上の体験ができるか」も視野に入れて選ぶのがおすすめです。

所要時間で比較

「観光の時間をできるだけ多く確保したい!」という方は、短時間で移動できる手段がおすすめです。

手段所要時間特徴
タクシー約2時間渋滞回避も可能
観光タクシー約2時間~
(工程による)
観光も組み込みながら効率的に移動
船+バス約2〜3時間陸路のみより渋滞リスクが少ない
路線バス2時間半~3時間渋滞のリスクも
観光ツアーバス1日観光しながらのんびり
※那覇市内→美ら海水族館のルート

移動時間だけでなく、観光や食事の時間配分も合わせて考えると失敗しにくくなります。

旅行タイプ別で比較(ひとり旅、ファミリー、短期/長期滞在など)

「自分がどのタイプか?」を先に決めると、移動手段選びがぐっと楽になります。

タイプおすすめの移動手段理由
ひとり旅路線バス / 船+バス費用を抑えつつ自由度が高い
道中の風景も楽しめる
ファミリー(子ども連れ)観光タクシー / ジャンボタクシー乗り換えなし&荷物移動が楽
チャイルドシート対応も可能
短期滞在(1〜2日)タクシー / 観光タクシー限られた時間で効率よく観光
移動中も休憩時間に使える
長期滞在(3日以上)観光ツアーバス+路線バス観光バスで主要スポットを巡り、以降は路線バスでのんびり移動

この他、工程の自由度を最優先したい場合は観光タクシー、美ら海水族館以外にも効率よく主な観光地を巡りたい場合はツアーバスがおすすめです。

よくある質問

首をかしげるナンヨウマンタのイメージ
美ら海水族館まで車がなくても行ける?

高速バスや路線バス、ツアーバス、タクシーなどを利用して行くことができます。

美ら海水族館までの公共交通は当日すぐに乗車できる?

高速バス(路線バス)・一般のタクシーは基本的に予約なしで利用できます。
観光ツアーバスも、空席があれば予約なしで乗車可能です。
ただし、観光タクシーやジャンボタクシーは事前予約が必要な場合が多いので、早めの手配がおすすめです。

観光タクシーやジャンボタクシーは現地で直接拾える?

観光タクシーやジャンボタクシーは貸切サービスが多く、また台数が限られるため現地での拾い乗りは難しいです。予約して利用しましょう。

バスでの移動は荷物が多くても大丈夫?

高速バスは大型トランクに荷物を預けられますが、一部の路線バスではトランクがない車両もあります。

また、持ち込みできる荷物の重量や大きさに制限をかけている場合があるので、大きな荷物が多い場合は事前に利用するバス会社に問い合わせるか、別の移動手段を検討しましょう。

小さな子ども連れでタクシーを利用する場合、チャイルドシートはある?

チャイルドシートは観光タクシーやジャンボタクシーで予約時に申告することで貸し出してもらえる場合があります。

一般のタクシーでは用意されていないことが多いので注意してください。

運賃はクレジットカードや電子マネーに対応してる?

最近は多くの路線バス、タクシーでクレジットカード・電子マネーに対応していますが、車両によって異なるため事前に公式サイトをチェックしたり、予約時や乗車前に確認すると安心です。

まとめ|車がなくてもOK!公共交通で快適に美ら海水族館へ

美ら海水族館外観イメージ

美ら海水族館は沖縄北部の人気スポットですが、車がなくても公共交通機関を上手に利用すれば快適にアクセスできます。

今回ご紹介したバスや船、ツアーバス、タクシーといった多彩な移動手段は、旅行スタイルや予算、スケジュールに合った方法を選べるのが大きな魅力です。
最後に大まかな旅行タイプ別におすすめの移動手段をまとめました。

この記事をブックマークし、料金や所要時間・自由度の違いを把握し計画にお役立てください。
また、観光の当日は天候や運行状況のチェックも忘れずに行いましょう。

初めての沖縄旅行や運転に自信がない方も、公共交通での移動を楽しみながら、美ら海水族館で素敵な時間を過ごしてください。

充実した旅の一助になれば幸いです。

この記事を書いた人

沖縄県内の地域情報に特化した編集チーム。公式情報を元に、分かりやすい解説を心がけています。

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