沖縄旅行で人気の絶景スポット「トロピカルビーチ」は、透明度の高い海と白い砂浜が魅力のビーチです。那覇空港からのアクセスも良く、バスを使えばリーズナブルに移動できます。
でも、「どのバスに乗ればいいの?」「乗り場はどこ?」「所要時間や料金は?」と事前にチェックしておかないと不安になるポイントがたくさんありますよね。
本記事では、那覇空港から宜野湾トロピカルビーチへのバスでの行き方を、写真付きで分かりやすく解説します。初めての方でも迷わずアクセスできる完全ガイドです!
全体像|那覇空港からトロピカルビーチまでの距離と位置関係
・地図

・直線距離・所要時間(車/バス)
那覇空港からトロピカルビーチまでの直線距離は約13kmです。
また、車での所要時間は約30分、バスでの所要時間は徒歩も含め1時間〜1時間30分程度となっています。
直線距離 | 約13km |
目安所要時間(車) | 約30分 |
目安所要時間(バス) | 約1時間 |
・「宜野湾市のどのあたりか」
トロピカルビーチは、宜野湾市の西海岸、真志喜エリアの海沿いに位置するビーチです。
バスで行く場合のルートは3パターン
那覇空港からトロピカルビーチへ向かうルートは大きく3パターンあります。
3つのルートを表にまとめました。
・3つの主要ルートの一覧表
ルート名 | 所要時間 | 乗り換え有無 | 運賃目安 | メリット | デメリット |
ルート1:路線バス乗り換えなしルート | 50分~1時間20分 ※対象2路線あり(26番、99番) | 無(路線バス) | 660円 | ・乗り換えなし ・徒歩10分 ・最安・99番:天久新都心線(琉球バス交通)は始発8時~19時前後まで1時間に1本程度の本数あり | ・26番:宜野湾空港線(那覇バス)は始発9時~15時で終了1~2時間に1本と本数が少ない |
ルート2:リムジンバスルート | 50分 | 無(リムジンバス) | 750円 | ・乗り換えなし ・座席定員制のため、座席あり ・大きな荷物の持ち運びもOK(積み下ろし補助あり) | ・1日3本運行(12時~16時) ・リムジンバスのため、乗車券の購入が必要 ・途中、乗車専用区間あり |
ルート3:路線バス乗り換えありルート | 1時間10分 | 有(路線バス) | 870円 | ・徒歩10分 ・対象バスが多いため、好きな時間に行きやすい | ・乗り換えが必要 ・3つのルートの中で一番割高 ・対象バスが多いため、のりば等の確認が必要 |
・各ルートの簡易画像
【ルート1】

【ルート2】

【ルート3】

ルート1 路線バス(乗り換えなし)ルート 乗り換えなしの直通で最安!
ルート1つ目は路線バスの乗り換えなしルートです。
那覇空港からトロピカルビーチへはバスで乗り換えなしで行ける直通ルートがあります。
2路線ある直通バスを利用することで、最安・お手軽にトロピカルビーチへ行くことができます。乗り換えや予約などの複雑な手続きは不要です。
・のりば位置
ルート1のバスのりばは、国内線旅客ターミナルビルバス乗り場③です。
国内線で那覇空港に到着後、目の前の出口から出てすぐの場所にあります。

・路線名・系統番号
[26番]宜野湾空港線と[99番]天久新都心線の2路線があります。
・運行本数/所要時間
[系統番号]路線名 | 運行本数 | 所要時間 |
[26番]宜野湾空港線(下り) | 1日3~5本 | 約50分 |
[99番]天久新都心線(下り) | 1日12~14本 | 約1時間10分 |
・ストリートビューののりば写真

・降車バス停とビーチまでの徒歩ルート


ルート2 リムジンバスルート 乗り換えなし、座席指定制で荷物が多くても安心!
ルート2つ目は、リムジンバスルートです。
荷物が多い方や、確実に椅子に座って移動したいという方にはリムジンバスルートがお勧めです。
リムジンバスは座席定員制となっており、立っての乗車はできません。大きな荷物はトランクルームを利用することができます。
リムジンバスは、乗り換えなしの直通で座席に座り快適に移動することができます。
乗車券は、那覇空港国内線到着ロビー内のリムジンバス案内センター、および那覇バスターミナルと各立ち寄り先ホテル等で販売しています。また、インターネット全国のコンビニエンスストアでも事前購入が可能です。
出典:沖縄バスリムジンバス利用案内
出典:沖縄バスのりば・乗車券購入窓口案内
出典:発車オーライネット
・のりば位置
ルート2のバスのりばは、国内線旅客ターミナルビルバス乗り場⑫です。
国内線で那覇空港に到着後、目の前の出口から出て横断歩道を渡った、レンタカー送迎場所の並びにあります。

・路線名・系統番号
[Aエリア]空港リムジンバス
・運行本数/所要時間
[系統番号]路線名 | 運行本数 | 所要時間 |
[Aエリア]空港リムジンバス | 1日3本 | 50分 |
・ストリートビューののりば写真

・降車バス停とビーチまでの徒歩ルート


ルート3 路線バス(乗り換えあり)ルート 路線が多く、好きな時間に行ける!
ルート3つ目は路線バスの乗り換えありルートです。
那覇空港から、タイミングによっては直行の路線バスがないこともあるため、乗り換えありで好きなタイミングでの移動が可能となります。
経路としては那覇空港から、那覇市中心部にある旭橋・那覇バスターミナルまで行き、乗り換えてトロピカルビーチへ向かうルートが主要ルートとなります。
バスターミナルを経由することで、複数の路線バスを活用することが可能です。
・のりば位置
ルート3のバスのりばは、那覇空港と乗り換え場所である那覇バスターミナルに分けてご紹介します。
那覇空港からのバスは111番、117番があります。のりばは、国内線旅客ターミナルビルバス乗り場②です。
国内線で那覇空港に到着後、目の前の出口から出てすぐの場所にあります。

乗り換えの那覇バスターミナルののりばは、利用する路線により異なります。
のりば | バス路線名 |
のりば1 | [112番]国体道路線(下り)具志川バスターミナル行き |
のりば2 | [32番]コンベンションセンター線(下り)真志喜駐車場行き(那覇バスターミナル発便) |
のりば10 | [32番]コンベンションセンター線(下り)真志喜駐車場行き(豊見城発便)[55番]牧港線(下り)宜野湾営業所行き[88番]宜野湾線(下り)宜野湾営業所行き |
出典:沖縄バス株式会社
出典:那覇バス/琉球バス交通

・路線名・系統番号
①那覇空港 → 那覇バスターミナル行き
- [111番]高速バス(下り)名護バスターミナル行き
- [117番]高速バス美ら海直行(下り)オリオンホテルモトブリゾート&スパ行き
②那覇バスターミナル → コンベンションセンター前
- [32番]コンベンションセンター線(下り)真志喜駐車場行き
- [55番]牧港線(下り)宜野湾営業所行き
- [88番]宜野湾線(下り)宜野湾営業所行き
- [112番]国体道路線(下り)具志川バスターミナル行き
・運行本数/所要時間
①那覇空港→那覇バスターミナル
[系統番号]路線名 | 運行本数 | 所要時間 |
[111番]高速バス(下り)名護バスターミナル行き | 1日13本 | 約10分 |
[117番]高速バス美ら海直行(下り)オリオンホテルモトブリゾート&スパ行き | 1日8本 | 約10分 |
②那覇バスターミナル → コンベンションセンター前
[系統番号]路線名 | 運行本数 | 所要時間 |
[32]コンベンションセンター線(下り)真志喜駐車場行き | 1日4本 | 約40分 |
[55]牧港線(下り)宜野湾営業所行き | 1日19~20本 | 約1時間 |
[88]宜野湾線(下り)宜野湾営業所行き | 1日3本 | 約1時間15分 |
[112]国体道路線(下り)具志川バスターミナル行き | 1日3~7本 | 約50分 |
・ストリートビューののりば写真
那覇空港バスのりば②

那覇バスターミナルのりば①

那覇バスターミナルのりば②

那覇バスターミナルのりば⑩

・降車バス停とビーチまでの徒歩ルート
ルート1と降車バス停が同じため、同様の徒歩ルートとなります。
【支払い方法・乗り方も解説】那覇空港→トロピカルビーチのバス料金(現金・IC・QR対応?)
・バスの乗り方と注意点
バスの乗り方について、路線バスとリムジンバスに分けてご紹介します。
路線バス | リムジンバス | |
支払い方法 | 運賃後払い方式 | 事前予約制(予約なしでも当日空席があれば乗車可) |
乗車方法 | ・乗り口:前方ドア・降り口:前方ドア | ・乗降口:前方ドアのみ ・座席指定制(座席指定は不可) ・大きな荷物は1名2個以内であればトランクルーム預け可。 |
出典:沖縄バス株式会社
出典:バスロケーションシステム
出典:那覇バス/琉球バス交通
・大人/小児運賃
ルートにより異なりますが、小学生程度の年齢であれば大人料金の半額(10円未満の端数は10円単位に切り上げ)となることが多いようです。
さらに小さなお子様であれば無料または条件付きで無料になります。
詳しくは下記の表やサイトをご参照ください。
出典:那覇バス/琉球バス交通
出典:沖縄バス株式会社
大人 | 小人 | 小児 | |
ルート1(路線バス直通) | 660円 | 330円(6歳~12歳未満) | ・1歳以上小学生未満は同伴者(大人・小人)1人につき小児1人まで無賃 ・2人目からは小人運賃 |
ルート2(リムジンバス) | 750円 | 380円(3~12歳未満) | ・3歳未満は無料。 ・但し、座席を幼児だけで使用の場合は小児運賃適用。 |
ルート3(路線バス乗り換え) | 870円(・区間①260円・区間②610円) | 440円(6歳~12歳未満) | ・1歳以上小学生未満は同伴者(大人・小人)1人につき小児1人まで無賃 ・2人目からは小人運賃 ※利用するバス会社により取り扱いが異なる場合があります。 |
・現金/ICカード/QR決済可否
路線バス | リムジンバス | |
現金 | 可 | 乗車券のみ ※乗車券の購入は、国内線到着ロビー内のリムジンバス案内センター、那覇バスターミナル、各立ち寄り先ホテル、インターネット、全国のコンビニエンスストアにて可。 |
ICカード | 可 | |
QR決済 | 不可 |
・乗り継ぎ割引
沖縄の路線バスには複数会社をまたぐ乗り継ぎでもお得に利用できる割引制度があり、観光や長距離移動に便利です。
沖縄本島では、那覇バス、沖縄バス、琉球バス交通、東陽バスといった複数の会社がバス路線を共同または独立して運行しています。
そのため、複数の会社をまたぐ乗り継ぎが発生することも多く、通常の乗車ごとに運賃を支払うと料金が高くなりがちです。そこで、乗り継ぎを前提とした割引乗車券が提供され、利用者の負担軽減を図っています。
以下の表は割引乗車券の例です。
沖縄路線バス周遊パス(1日・3日) | 土日祝限定1日フリー乗車券 | |
料金 | ・1日パス:2,900円 ・3日パス:5,800円 | ・2,340円 |
対象会社 | 4社・那覇バス・沖縄バス・琉球バス交通・東陽バス (※但し、高速道路を通過する[111番][117番]の路線及びリムジンバスには利用不可) | 2社・琉球バス交通・那覇バス(本島内) |
説明 | ・パスの使用は、観光を目的に短期滞在での県外在住者に限る。 ・購入にあたり、県外在住の証明書類、帰りの航空券等の提示が必要なこともある。 | ・土曜、日曜祝祭日に限り対象の路線バスが1日乗り放題になる。 ・高速バスは利用不可。 |
販売場所 | ・那覇バスターミナル ・那覇空港 ・観光案内所 等 | ・那覇バス各営業所 ・琉球バス交通各営業所 |
沖縄では、複数のバス会社を乗り継ぐ移動が前提の地域特性に合わせて、各種割引パスが整備されています。これらを活用することで、効率よく・安く沖縄観光や移動ができるようになります。
以下のリンクに、表には掲載していない割引乗車券もありますので、ご自身の用途に合わせてご参照ください。
出典:OTOPa
出典;沖縄県わった~バス党
出典:沖縄県バス協会
【必見】初めての那覇空港→トロピカルビーチバス利用で失敗しないための注意点と便利ワザ
・運行時間帯の幅
バスの運行時間帯は、朝6時台~夜21時まであります。
・本数が少ない時間帯
朝10時~11時台、15時~16時などは少ない場合があります。
・運休情報の調べ方リンク
運休情報は、対象の路線によって掲載サイトが異なる場合があるため以下のリンクをご参照ください。
出典:沖縄県バス協会
出典:沖縄バス株式会社
出典:那覇バス/琉球バス交通
・荷物が多い場合の注意(空港リムジンと路線バスの違い)
荷物が多い場合は、空港リムジンバスの使用が適しています。
空港リムジンバスは、観光者の利用で大きな荷物を想定した設備やサービスが整っているためです。
例えば、空港リムジンバスには大型のスーツケースを預けられるトランクスペースがあり、座席のある車内に荷物を持ち込む必要がありません。一方で、路線バスは車内に荷物を持ち込む必要があり、通勤・通学の方が多い時間帯には邪魔になる可能性があります。
このように大きな荷物を持っての移動には、空港リムジンバスを選ぶことで、快適さと周囲への配慮の両立が可能となります。
まとめ|最適ルートの選び方
今回ご紹介したルートは、ご利用の目的に応じて、最適なルートが異なります。
ご利用の状況により、「時間」や「料金」への優先度が異なるためです。
ルート1(乗り換えなし)→50分~1時間20分で料金は660円のため、速さ・安さ優先
ルート2(乗り換えなし)→50分で750円のため、速さ・快適さ優先
ルート3(乗り換えあり)→1時間10分で870円かかるが、バス本数が多くタイミングにより速い可能性あり
このように、「速さ優先ならルート1またはルート2」、「安さ優先ならルート1」など覚えておくと、用途に応じてスムーズに選択できます
今回は那覇空港からトロピカルビーチへの行き方をご紹介しましたが、帰りのバスについても、時間帯により本数が少ない場合等がありますので、ご自身の目的地に合わせてバス路線や時刻も同時に確認しておくことをお勧めします。